美肌
「美肌」というと、「シミやシワが少なく、うるおいがあり、ハリのある肌」をイメージされる方が多いと思います。
実際には、肌のバリア機能が保たれていて、うるおい・キメ・血色・透明感がほどよく整っている状態が、美しい肌の土台になります。
ここでは、美肌の大敵と対策、サプリメントの位置づけ、日常生活でできる予防・改善のポイントについてまとめます。
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美しい肌の大敵
1)紫外線(UV)
- シミ・そばかす・くすみの原因になるだけでなく、コラーゲンやエラスチンを傷つけてシワ・たるみを進めるとされています。
- 雲やガラスを通り抜けるUV-Aは、一年中降り注いでおり、日常生活の中でも少しずつダメージを蓄積させます。
2)乾燥
- 空気の乾燥や洗いすぎなどで、角層の水分量が低下すると、バリア機能が弱まり、カサつき・粉ふき・細かいシワにつながります。
- 乾燥した肌は外からの刺激に弱く、かゆみ・赤み・敏感肌の悪化にもつながりやすくなります。
3)摩擦・こすり過ぎ
- クレンジング・洗顔・タオルで拭くとき・メイク時などにゴシゴシこする習慣は、角層を痛める原因になります。
- 慢性的な摩擦は、色素沈着・赤ら顔・キメの乱れなどにもつながりやすくなります。
4)睡眠不足・不規則な生活
- 肌は眠っているあいだにターンオーバー(生まれ変わり)が進みます。
- 睡眠不足や生活リズムの乱れが続くと、肌の修復が追いつかず、くすみ・クマ・ニキビ・乾燥などが目立ちやすくなります。
5)偏った食生活・ダイエット
- 極端なカロリー制限や、炭水化物・脂質・たんぱく質のバランスが大きく崩れた食事は、肌の材料不足を招きます。
- たんぱく質・必須脂肪酸・ビタミン・ミネラルなどは、肌のターンオーバーやうるおいを保つために必要です。
6)喫煙・過度の飲酒
- 喫煙は、血流悪化やビタミンCの消耗などを通じて、くすみ・シワ・たるみなど「肌の老化」を早める要因とされています。
- 過度の飲酒も、睡眠の質の低下・脱水・肝機能への負担などを通じて、肌コンディションに悪影響を与えます。
7)ストレス・ホルモンバランスの乱れ
- ストレスやホルモンバランスの変動は、皮脂分泌やターンオーバーに影響し、ニキビ・吹き出物・肌荒れを悪化させることがあります。
このほかにも、アレルギー・アトピー性皮膚炎・ホルモンの病気などが肌の状態に影響する場合があります。
気になる症状や強いかゆみ・赤みが続く場合は、「美容」だけで判断せず、皮膚科で相談することが大切です。
美しい肌を保つ対策
1)基本のスキンケア
- やさしく洗う
・濃いメイクや日焼け止めは、クレンジングでこすりすぎないように落とす
・洗顔はよく泡立て、こすらず泡を転がすイメージで洗う
・熱いお湯は皮脂を取りすぎるので、ぬるま湯で洗い流す - しっかり保湿する
・洗顔後は時間を置かずに化粧水・乳液・クリームなどでうるおいを閉じ込める
・乾燥が強い部分は、保湿力の高いアイテム(セラミド・ヒアルロン酸などを含むもの)で補う - 紫外線対策
・季節を問わず、日中は日焼け止めを使う
・帽子・日傘・サングラス・UVカットの服なども活用する
2)睡眠・生活リズムを整える
- できる限り毎日同じくらいの時間に寝て起きるようにすると、ホルモンバランスや自律神経が整いやすくなります。
- 寝る直前のスマホ・パソコンを減らし、照明をやや暗くするなど、眠りやすい環境づくりも大切です。
3)食生活を見直す
- たんぱく質(肉・魚・卵・大豆製品)をしっかり摂る:
肌・髪・爪の材料になります。 - ビタミン・ミネラル・食物繊維を含む野菜・果物・海藻・きのこなどをバランスよく。
- 甘いお菓子・スナック菓子・揚げ物・加工食品のとり過ぎは控えめに。
4)タバコ・お酒を見直す
- 禁煙は「肌のため」にも大きな意味があります。
- お酒は量や頻度を見直し、休肝日を作るなど、からだと肌に負担をかけすぎない飲み方を心がけましょう。
美肌に関するサプリメン
美肌サプリとしては、ビタミン類・ミネラル・コラーゲン・ヒアルロン酸・セラミド・抗酸化成分などを含むものが多数販売されています。
ただし、サプリメントはあくまで「不足を補う栄養補助」であり、
「飲めば必ず美肌になる」「化粧品や生活習慣の代わりになる」というものではありません。
- ビタミンC
・コラーゲンの生成に関わり、抗酸化作用もあるビタミンです。
・ストレス・喫煙などで消耗しやすいため、不足しないよう食事やサプリで補われることがあります。 - ビタミンE
・脂質の酸化を防ぐ働きがあり、「アンチエイジング」と関連して語られることが多いビタミンです。
・ただし、高用量を長期に飲めば良いというものではありません。 - ビタミンA(β-カロテン)
・皮膚や粘膜の健康に関わるビタミンです。
・妊娠中など、高用量摂取に注意が必要な場面もあるため、用量は必ず守ることが大切です。 - ビタミンB群
・エネルギー代謝や皮膚・粘膜の代謝に関わるビタミン群です。
・疲れやすさ・肌荒れ・口内炎などが気になる人の栄養補助として用いられることがあります。 - コラーゲン・ヒアルロン酸・セラミドなど
・「うるおい」「ハリ」などをうたうサプリに使われることが多い成分です。
・サプリとして摂取した成分が、そのまま肌に届くわけではありませんが、
たんぱく質や脂質の一部として、からだの中で利用される可能性があります。 - 抗酸化成分(アスタキサンチン・コエンザイムQ10・ポリフェノールなど)
・体内の酸化ストレス対策として話題になる成分です。
・効果の程度には個人差があり、「サプリだけで老化を止める」ことはできません。 - 乳酸菌・ビフィズス菌など
・腸内環境と肌状態の関係が注目されており、
便通や腸内フローラのバランスを整える目的で使われることがあります。
サプリメント利用時の注意点:
- 肝臓・腎臓に持病がある方、妊娠中・授乳中の方、複数の薬を内服している方は、
新しいサプリを始める前に医師・薬剤師に相談することをおすすめします。 - 複数の「美肌サプリ」を同時に始めると、どれが自分に合っているのか分かりにくくなり、
成分の重複や過剰摂取を招くことがあります。 - 当サイトの「サプリメント事典」では、ビタミンC・ビタミンE・β-カロテン・ビタミンB群・コラーゲン・ヒアルロン酸・セラミド・アスタキサンチン・コエンザイムQ10などについて、
個別に特徴を解説していますので、参考にしてください。
「美肌」に効果効能があるサプリメント
サプリメント選びのワンポイント アドバイス
サプリメント以外での予防改善
美肌づくりの中心は、スキンケア・生活習慣・紫外線対策です。
サプリメントはあくまでも「サポート役」と考え、次のような基本を大切にしましょう。
1)紫外線を上手に避ける
- 日焼け止めの使用(季節・天候に関係なく、日中は習慣にする)
- 帽子・日傘・サングラス・UVカットウェアなどの活用
- 日差しの強い時間帯(10?14時頃)は、なるべく直射日光を避ける工夫をする
2)適度な保湿と洗顔
- 朝晩のスキンケアで、「洗いすぎず・保湿を丁寧に」を意識する。
- 肌質(乾燥肌・脂性肌・混合肌・敏感肌など)に合ったアイテムを選び、合わないと感じたら早めに見直す。
3)からだの内側のケア
- バランスのよい食事(たんぱく質・野菜・果物・良質な脂質・発酵食品など)を心がける。
- 十分な睡眠と、できる範囲のストレス対策で、自律神経とホルモンバランスを整える。
- 適度な運動で血流を良くし、肌に必要な酸素や栄養を届ける。
4)気になるトラブルは皮膚科へ相談
- シミ・ニキビ・アトピー・強いかゆみ・赤みなどが続く場合は、市販品やサプリだけで様子を見るのではなく、皮膚科で相談することが大切です。
- 必要に応じて、医師による治療薬や専門的なスキンケアのアドバイスを受けたうえで、
サプリメントや化粧品をどう活用するか考えていくと安心です。
美肌は「一晩で劇的に変える」ものではなく、
毎日の小さな習慣の積み重ねで少しずつ育てていくものです。
サプリメントに頼りすぎず、紫外線対策・保湿・睡眠・食事・ストレスケアといった基本を整えながら、
ご自身のペースで「肌が心地よく感じる生活」を続けていくことが、結果的にいちばんの美肌ケアにつながります。
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