脱毛治療薬のフィナステリド(プロペシア)
フィナステリドとは
フィナステリドは、男性型脱毛症(AGA)の治療に使われる飲み薬で、 5α-還元酵素(Ⅱ型)を阻害して、ジヒドロテストステロン(DHT)の産生を抑える薬です。
DHTは毛包を徐々に小さくしていき、髪の毛が細く短くなる「ミニチュア化」を起こします。 フィナステリドはこのDHTを減らすことで、抜け毛の進行を抑え、太い毛の割合を増やすことが期待されます。
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適応と対象
- 日本を含め、多くの国で成人男性のAGAに対して承認されています。
- 女性や20歳未満の男性には原則として使用できません。
- 特に妊娠中・妊娠の可能性のある女性が服用・接触することは禁忌とされています(胎児の性器発育に影響する可能性)。
効果の目安
日本の男性を対象にした長期試験では、1日1mgのフィナステリドを継続することで、脱毛の進行抑制と毛量の改善が多くの症例で確認されています。
- 効果の判定には通常6か月?1年程度の継続が必要
- 途中でやめると、数か月?1年ほどかけて再びAGAの進行が目立ってくることが多い
あくまで「AGAの進行を抑えて、現状維持?やや改善を目指す薬」であり、 完全に元の量まで戻す薬ではない点も理解しておくことが大切です。
主な副作用と注意点
国内外の報告では、フィナステリドで次のような副作用が知られています。
- 性機能関連:性欲低下、勃起障害、射精量の減少 など
- 乳房の違和感・はれ(男性乳房症)
- 気分の落ち込み・抑うつ症状
- ごくまれに、薬をやめた後も性機能の不調が続くと訴えるケースの報告
副作用の頻度は高くはないものの、「ごく軽い薬」という扱いはできません。 性機能・気分に変化を感じたら、自己判断で継続せず必ず主治医に相談することが重要です。
服用前に確認しておきたいこと
- AGA以外の原因(円形脱毛症、甲状腺疾患、栄養不良など)がないか、きちんと診断を受ける。
- 今後の妊娠・出産を希望するパートナーがいる場合は、その影響(精液中への移行量は極めて少量とされていますが)も含めて医師と相談する。
- 肝機能、ほかの常用薬、精神面の状態なども含めて、安全に服用できるか確認する。
この記事の位置づけ
このページは、フィナステリド(プロペシア)の仕組みと一般的な注意点をまとめたものであり、 実際に服用するかどうか、用量や期間をどうするかは、必ず皮膚科やAGA専門医と相談して決めてください。
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関連サイト
AGA-news
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