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-下肢静脈瘤の「硬化療法」と「ストリッピング手術」-

下肢静脈瘤の「硬化療法」と「ストリッピング手術」

下肢静脈瘤とは

下肢静脈瘤は、足の静脈の弁が壊れ、血液が逆流して静脈がこぶのようにふくらんだ状態です。
「見た目の問題」だけでなく、

  • 足の重だるさ・むくみ
  • こむら返り・ほてり感
  • 皮膚の色素沈着・かゆみ

などの症状や、進行すると皮膚潰瘍の原因になることもあります。


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硬化療法とは

硬化療法は、静脈の中に硬化剤という薬液を注入し、その血管を意図的につぶしてしまう治療です。

  • 超音波で静脈の状態を確認しながら、細い針で硬化剤を注入する
  • 薬液が血管の内側を刺激し、炎症と線維化を起こして血管を閉鎖させる
  • 治療後は弾性ストッキング・包帯で圧迫して、血管のつぶれた状態を保つ

主に細かい静脈瘤・クモの巣状の静脈瘤に用いられますが、
薬剤の種類や方法によっては、やや太い静脈にも使われることがあります。

ストリッピング手術とは

ストリッピング手術は、逆流の原因となっている太い静脈(大伏在静脈など)を皮膚の下から抜き取る手術です。

  • 足の付け根や膝付近などに小さな切開を入れる
  • ワイヤー状の器具を静脈の中に通し、静脈を引き抜いてしまう
  • これにより、静脈の逆流が根本から断たれる

現在は、レーザー治療やラジオ波治療などの血管内治療が主流になりつつありますが、
施設や症例によってはストリッピング手術が選択されることもあります。

それぞれの利点と注意点

硬化療法

  • 外来で行えることが多く、体への負担が比較的小さい
  • 細かい静脈瘤の「見た目の改善」に向いている
  • 一方で、再発することもあり、複数回の治療が必要になることもある
  • 色素沈着・しこり・静脈炎などの副作用が出ることがある

ストリッピング手術

  • 原因となる大きな逆流静脈をしっかり取り除ける方法
  • 麻酔が必要で、一定期間の内出血・痛み・皮下出血斑などが避けられない
  • 術後は弾性ストッキングによる圧迫や、歩行・運動の指導が大切

この記事の位置づけ

このページは、下肢静脈瘤に対する硬化療法とストリッピング手術の概要を整理したものです。
治療法の選択は、静脈の太さ・逆流の範囲・年齢・持病・生活スタイルによって変わります。
「足が重い・むくむ・血管がボコボコしてきた」と感じたら、血管外科や下肢静脈瘤外来で超音波検査を受け、
自分に合った治療方法を相談してみることが大切です。

関係医療機関 日本医科歯科大血管外科

関連ページ 下肢静脈瘤レーザー治療

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