女性の円形脱毛症に対する治療
円形脱毛症とは
円形脱毛症は、自己免疫のしくみが毛根を攻撃してしまうことで、 突然コインのような丸い脱毛斑が生じる病気です。 性別や年齢に関係なく起こりますが、女性では髪型の関係もあり、 精神的なショックがとても大きくなりやすい疾患です。
スポンサードリンク
タイプによって治療が変わる
円形脱毛症には、主に次のようなタイプがあります。
- 単発型:1か所だけに円形の脱毛斑がある
- 多発型:複数の脱毛斑がある
- 全頭型:頭の毛のほとんどが抜けてしまう
- 汎発型:体の毛全体が抜ける
タイプや範囲、発症からの期間によって、取るべき治療方針が変わってきます。
主な治療法
1)外用ステロイド・局所注射
- 軽症?中等症でよく行われる治療
- ステロイド外用薬を脱毛部に塗布する
- 範囲が限られた場合、ステロイドの局所注射を行うこともある
特に単発型では、適切な治療と経過観察で自然に再発毛してくる例も少なくありません。
2)局所免疫療法(詳細は別ページで)
広い範囲に及ぶ場合や、慢性化した例では、 SADBE や DPCPなどを用いた局所免疫療法が選択肢となります(この治療については「円形脱毛症の局所免疫療法」のページで詳しく説明します)。
3)内服薬・光線療法など
症状が広範囲・長期にわたる場合には、
- ステロイドの内服・点滴
- カルシニューリン阻害薬
- 紫外線(ナローバンドUVB など)による光線療法
などが検討されることもあります。
近年は、JAK阻害薬(ヤヌスキナーゼ阻害薬)と呼ばれる新しいタイプの薬の有効性も報告されており、
重症例に対する治療の選択肢が広がりつつあります。
女性ならではのサポート
- ウィッグやヘアピース、カチューシャなどで一時的にカバーする
- 美容師さんと協力して、目立ちにくい髪型に調整する
- 必要があれば職場・学校への配慮を相談する
外見の変化によるショックが大きい場合は、カウンセリングや心理的サポートも大切です。
この記事の位置づけ
このページは、女性の円形脱毛症に対する代表的な治療法を紹介したものであり、 どの治療が適切かは、脱毛範囲や経過によって異なります。必ず皮膚科専門医と相談して、最適な治療方針を決めてください。
スポンサードリンク
関連ページ
男性型脱毛症(AGA)の育毛発毛剤薬「ミノキシジル」
スポンサードリンク