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-心の傷を癒す人工身体「エピテーゼ」-

心の傷を癒す人工身体「エピテーゼ」

エピテーゼとは

エピテーゼとは、事故・手術・先天的な理由などで失われた顔や身体の一部を、人工のパーツで補う医療用補綴物です。
耳・鼻・眼窩(がんか)・指・手など、さまざまな部位に作製されます。
単に「見た目を整える道具」ではなく、患者さんの心の傷を癒し、社会生活への一歩を支える役割を持っています。


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どのように作られるか

エピテーゼは一人ひとりに合わせたオーダーメイドです。

  1. 形成外科・耳鼻科・眼科などで、欠損部位の状態と治療方針を確認
  2. 専門の歯科技工士・義肢装具士・エピテーゼ技師が顔・身体の形や色を細かく採取
  3. シリコーンなどの材料を用いて、皮膚の色・質感・しわ・そばかすまで再現していく
  4. 装着方法(接着剤・メガネフレーム・インプラントなど)を決め、微調整しながら完成させる

時間と手間のかかる工程ですが、その分自然で周囲になじみやすい仕上がりを目指します。

エピテーゼの役割

  • 外見が整うことで、人前に出る不安や恥ずかしさを軽くする
  • 対人関係や仕事・学校生活に、一歩踏み出す勇気を与えてくれる
  • 「失った部分」に目が向き続けるつらさから、心を解放する手助けになる

もちろん、全員に必要というわけではなく、
本人がどう感じているか・何を望んでいるかが何より大切です。

限界と注意点

  • どれほど精巧でも、本来の機能(聴力・視力など)までは回復できない
  • 装着には、皮膚への接着剤・テープ・メガネ・インプラントなど、いくつかの方法があり、生活スタイルに合わせた選択が必要
  • 材料の劣化や皮膚の変化に応じて、定期的なメンテナンスや作り直しが必要になる

医療・心理・福祉の連携

エピテーゼは、形成外科・歯科・心理・福祉など、複数の専門職が協力して支える領域です。
場合によっては、公的な補助制度や民間の支援が利用できることもあります。
「顔や身体の変化がつらくて、人前に出る気になれない」と感じている方は、
一人で抱え込まず、主治医や医療ソーシャルワーカーに相談してみることが大切です。

この記事の位置づけ

このページは、人工身体補綴「エピテーゼ」の役割と作製の流れを紹介したものです。
エピテーゼは、傷や病気そのものを治すものではありませんが、
「自分らしさ」を取り戻すための選択肢のひとつと言えます。
必要と感じたときには、形成外科やエピテーゼ専門機関に相談してみてください。


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関係医療機関・施設

国立がん研究センター(東京都中央区)形成外科

アヘッドラボラトリーズ

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