サプリメント事典

-神経痛-

神経痛

「ビリッと刺すような痛み」「電気が走るような痛み」「ジンジン・ピリピリする痛み」――
こうした神経にそって現れる痛みを、一般的に「神経痛」と呼びます。
坐骨神経痛・肋間神経痛・三叉神経痛・帯状疱疹後神経痛など、原因や場所によってさまざまなタイプがあります。

ここでは、広い意味での「神経痛」を対象に、主な原因と対策、
サプリメントとの関係、そして日常生活でできる予防・改善のポイントについてまとめます。


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神経痛の原因

「神経痛」という病名があるわけではなく、
「神経が傷ついたり圧迫されたりしていることで生じる痛み」を指す言葉です。
原因は多岐にわたりますが、大きく分けると次のようなものがあります。

1)神経が圧迫・刺激されるタイプ

  • 椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症など
    腰椎や頸椎の椎間板が飛び出して神経を圧迫したり、
    加齢による骨や靱帯の変形で脊柱管が狭くなり、神経が圧迫されることで痛みが出ます。
    坐骨神経痛・首から腕にかけての神経痛などが代表的です。
  • 肋間神経痛
    肋骨に沿って走る神経が、姿勢・外傷・変形などで刺激されることで、
    胸や背中の片側に鋭い痛みが出ることがあります。
  • 末梢神経の障害
    手足のしびれや痛みとして現れることもあり、糖尿病・外傷・長時間同じ姿勢などが一因となる場合もあります。

2)神経そのものが炎症・損傷を受けるタイプ

  • 帯状疱疹後神経痛
    水ぼうそうのウイルスが再活性化して起こる「帯状疱疹」のあとに残る神経痛です。
    皮膚の発疹が治ったあとも、焼けるような痛み・刺すような痛みが長く続くことがあります。
  • 三叉神経痛などの顔面の神経痛
    顔の片側に、洗顔や歯みがき・風が当たるだけで激痛が走るといった症状が出ることがあります。
    血管による神経の圧迫などが関係する場合もあります。
  • 糖尿病性神経障害・ビタミン欠乏など
    長年の高血糖や、ビタミンB群不足、アルコール多飲などによる末梢神経の障害も、
    手足の痛みやしびれ、灼熱感として現れることがあります。

3)内臓の病気が関係する痛み

  • 心臓・肺・胃・胆のう・すい臓など内臓の病気が、
    背中・肩・胸などに「神経痛のような痛み」として現れることもあります。
  • 特に胸の痛み・息苦しさ・冷や汗・しびれなどをともなう場合は、
    心筋梗塞などの可能性もあるため、自己判断せずすぐに受診が必要です。

突然の激しい痛み・しびれの悪化・力が入りにくい・排尿排便の異常・発熱・体重減少などを伴う場合は、
単なる「神経痛」と考えず、早急に医療機関を受診することが重要です。


神経痛の対策

神経痛の対策は、原因をしっかり調べたうえで、症状に合わせた治療を行うことが基本です。
「しびれ・痛みが長く続くから神経痛だろう」と自己判断するのは危険な場合もあります。

1)まずは専門医の診断を受ける

  • 整形外科・神経内科・ペインクリニック内科・脳神経外科などで、
    症状の出方・痛みの部位・既往歴・服用中の薬などを確認し、必要に応じて
    X線・CT・MRI・血液検査・神経伝導検査などを行います。
  • 内臓からくる痛みが疑われる場合は、内科・心臓血管内科・消化器内科など専門科での検査が必要です。

2)薬物療法

  • 鎮痛薬(NSAIDsなど)
    痛みが強い場合に、炎症を抑えるタイプの痛み止めが使われることがあります。
  • 神経障害性疼痛に用いられる薬
    帯状疱疹後神経痛・糖尿病性神経障害・坐骨神経痛などの「神経の痛み」には、
    通常の痛み止めとは異なるタイプの薬(抗てんかん薬、抗うつ薬の一部など)が使われることもあります。
  • ビタミンB12製剤など
    末梢神経の修復をサポートする目的で処方されることがあります。
  • 外用薬・貼り薬
    鎮痛成分を含んだ湿布、カプサイシン・局所麻酔成分を含む貼付剤などが用いられることもあります。

薬の選択や用量は症状・原因・年齢・持病・他の薬との飲み合わせを考慮して決められます。
市販薬で対処し続けるのではなく、長引く痛みは必ず医師に相談しましょう。

3)理学療法・ブロック療法など

  • 理学療法・リハビリ
    温熱療法・牽引・ストレッチ・筋力トレーニングなどにより、
    神経への圧迫を減らしたり、筋肉の緊張をほぐすことを目指します。
  • 神経ブロック注射
    痛みの伝わりを一時的に遮断する目的で、局所麻酔薬を神経の近くに注射する方法です。
    ペインクリニックなどで行われることがあります。
  • 手術療法
    椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・血管が神経を圧迫している三叉神経痛などでは、
    症状や画像所見に応じて手術が検討される場合もあります。

神経痛に関するサプリメン

サプリメントは、神経痛そのものを直接治す治療薬ではありませんが、
神経や血流・栄養状態のサポートを目的として利用されることがあります。
ただし、科学的な根拠には限界があり、効果は個人差が大きい点を理解しておく必要があります。

  • ビタミンB群(特にB1B6B12
    ビタミンB群は、神経の働きとエネルギー代謝に関わる栄養素です。
    末梢神経障害に対して、医薬品としてのビタミンB12製剤が処方されることもあります。
    サプリでは、食事が偏りがちな場合の補助的な栄養摂取と考えるとよいでしょう。
  • α-リポ酸コエンザイムQ10など
    代謝や抗酸化をうたうサプリに含まれることが多い成分で、
    神経や血管の健康サポートを目的に利用されることがありますが、
    製品ごとのエビデンスや効果の実感には差があります。
  • オメガ3脂肪酸(EPA・DHA)
    炎症や血流に対するサポートを目的にとられることがあります。
    心血管の健康と合わせて利用される場合もあります。

サプリメント利用時の注意点:

  • 神経痛の背後に重い病気が隠れている場合もあるため、
    サプリだけで様子を見るのではなく、まず原因を確認することが大切です。
  • 持病がある方・複数の薬を服用している方・妊娠中・授乳中の方は、
    新しいサプリを始める前に必ず主治医や薬剤師に相談してください。
  • 「飲めば痛みが消える」「手術がいらなくなる」などの誇大な宣伝には注意が必要です。

当サイトの「サプリメント事典」では、ビタミンB群・α-リポ酸・コエンザイムQ10・EPA・DHAなど、
神経や血管・代謝に関わる成分についても個別に解説していますので、参考にしてください。

神経痛のその他サプリメント



サプリメント選びのワンポイント・アドバイス

イチョウ葉、ビタミンEは血管を守り血行を改善します。

キャッツクローには優れた抗炎症作用や鎮痛作用があります。

杜仲茶には血管を拡張して血圧を下げ、冷え性肩こりを改善し血管内をきれいにする働きがあります。


サプリメント以外での予防改善

神経痛の予防・改善には、姿勢・筋力・体重・生活習慣の見直しが重要です。
原因や病状によってできることが異なるため、主治医や理学療法士と相談しながら進めましょう。

1)姿勢・動作の見直し

  • 長時間の同じ姿勢(デスクワーク・スマホの見過ぎ・車の運転など)は、
    首・肩・腰の筋肉や神経に負担をかけます。
  • 背中を丸めた姿勢や、片側に体重をかけた立ち方・座り方は、
    神経の圧迫や筋肉の緊張を招きやすく、痛みを悪化させることがあります。
  • 定期的に立ち上がってストレッチをする、モニターや椅子の高さを調整するなど、
    作業環境を見直すことも大切です。

2)適度な運動・体幹を鍛える

  • ウォーキングや軽い体操は、血流を改善し、筋肉のこわばりを軽減するのに役立ちます。
  • 腰痛や坐骨神経痛の場合、腹筋・背筋・お尻まわりの筋肉を鍛え、
    骨盤や背骨を安定させる運動が勧められることがあります。
  • ただし、症状によっては控えたほうがよい動き・負荷もあるため、
    医師・理学療法士の指導を受けながら、自分に合った運動内容を選ぶことが大切です。

3)冷え・血行不良の予防

  • 体が冷えると、血流が悪くなり、筋肉がこわばりやすくなります。
  • 入浴で体を温める・冷えやすい部分を保温する・きつすぎる衣類を避けるなど、
    血流を良くする生活習慣を心がけましょう。

4)体重管理・生活習慣の改善

  • 体重が重いと、腰や膝などの関節・神経への負荷が大きくなり、痛みの原因になります。
  • バランスのよい食事・適度な運動で、無理のない範囲で体重をコントロールすることも重要です。
  • 喫煙は血流を悪化させ、痛みの慢性化にも関係するといわれています。
    神経痛がある場合は、禁煙も大切な対策のひとつです。

5)ストレス・睡眠のケア

  • 慢性的な痛みは、それ自体が大きなストレスとなり、眠りの質も悪くなりがちです。
  • ストレスが強いと、痛みへの感受性が高まり、同じ刺激でも痛みを強く感じやすくなります。
  • 十分な睡眠をとる・リラックスできる時間を意識して作る・必要に応じて専門家に相談するなど、
    心と体の両方をケアすることが、痛みとの付き合い方にもつながります。

神経痛は、「年のせいだから仕方ない」と我慢してしまいがちな症状ですが、
原因を調べ、適切な治療と生活改善を組み合わせることで、痛みを軽くしたり、悪化を防いだりできる可能性があります。
サプリメントに頼りすぎず、専門医の診断・治療・リハビリ・生活習慣の工夫を土台に、
無理のないペースで対策を続けていきましょう。


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