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-「硬膜外腔内視鏡」(エピドラスコピー)による腰痛治療-

「硬膜外腔内視鏡」(エピドラスコピー)による腰痛治療

エピドラスコピーとは

エピドラスコピー(硬膜外腔内視鏡)は、腰の骨のすき間から細い内視鏡を硬膜外腔(こうまくがいくう)に挿入し、神経の周りを直接観察しながら治療する方法です。
主に、

  • 手術後も痛みが残る「術後腰痛(Failed Back Surgery Syndrome)」
  • 腰部脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアに伴う慢性的な腰・脚の痛み

などで、内服薬・注射・ブロック・リハビリなどの保存療法で十分な改善が得られない場合に検討されます。


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治療の流れ

  1. 局所麻酔や鎮静下で、尾骨近く(仙骨裂孔)から細いカテーテルと内視鏡を挿入
  2. 硬膜外腔内を観察しながら、瘢痕(はんこん)や癒着している部分を確認
  3. 機械的に癒着をはがしたり(癒着剥離=アドヒジオライシス)、
    必要に応じて局所麻酔薬・ステロイド・生理食塩水などを注入
  4. 内視鏡とカテーテルを抜去して終了

手術と比べて切開が小さく、体への負担は比較的少ない「低侵襲治療」に分類されます。

期待される効果

  • 癒着して動きの悪くなった神経の周りを解放し、神経の圧迫や刺激をやわらげる
  • 痛みやしびれが軽くなり、歩行距離や日常生活動作が改善する可能性がある
  • 海外の報告では、半年?1年程度、痛みと機能が改善したというデータもある

限界と注意点

  • すべての腰痛に効くわけではなく、脊柱の不安定性が強い場合や大きな構造異常がある場合には適さない
  • 効果の持続期間や再施行のタイミングなどについては、研究によって結果にばらつきがある
  • 感染・出血・くも膜下穿刺・神経損傷など、まれではあるが重い合併症が起こる可能性がある
  • 実施には専門的な設備と経験が必要で、受けられる施設が限られている

この記事の位置づけ

このページは、慢性腰痛や術後腰痛に対して行われている硬膜外腔内視鏡(エピドラスコピー)の考え方と特徴をまとめたものです。
腰痛の治療は、

  • 運動療法・姿勢改善などのリハビリ
  • 内服薬・神経ブロック
  • 場合によっては手術

など、多くの選択肢があります。
エピドラスコピーは、そうした治療を試みても効果が乏しい一部の難治性症例に対する追加の選択肢として、
痛みの専門医や脊椎外科医のもとで検討されます。


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関係医療機関

自治医大病院

東大病院麻酔科・痛みセンター


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