脊髄損傷者専門トレーニングジムでの歩行回復トレーニング
脊髄損傷とリハビリテーション
脊髄損傷は、交通事故・転落・スポーツ外傷などにより、
脊髄がダメージを受け、手足や体幹の麻痺・感覚障害・排尿排便障害が生じる病気です。
急性期の治療が落ち着いたあとは、可能なかぎり機能を取り戻すためのリハビリが非常に重要になります。
近年、国内外で脊髄損傷者を対象とした専門トレーニングジムが登場し、
集中的な歩行訓練や筋力トレーニングが行われるようになってきました。
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専門トレーニングジムの特徴
脊髄損傷者向けのトレーニングジムでは、一般的なリハビリに加えて次のような特徴があります。
- 体重免荷式トレッドミルなどを用いた、集中的な歩行トレーニング
- 体幹・下肢筋を鍛える筋力トレーニングやバランス訓練
- 日常生活動作(移乗・車いす操作・立ち上がりなど)の実践的な練習
- トレーナーが少人数制でつき、長時間・高頻度のマンツーマンまたは少人数トレーニングを行うケースもある
歩行回復をめざす考え方
脊髄損傷では、損傷の程度や部位によって歩行の回復可能性は大きく異なります。
専門トレーニングジムでは、
- わずかに残っている運動・感覚機能を最大限に活かす
- 繰り返しの歩行動作を通じて、脳と脊髄の神経回路に「歩行パターン」を再学習させる
- 筋力や持久力を高めて、杖・歩行器・短下肢装具などを使ってでも立つ・歩く能力を引き出す
といった考え方でトレーニングが組まれます。
期待される効果
- 完全な自立歩行が難しい場合でも、立位保持や数歩の歩行ができるようになる可能性
- 歩行が難しくても、体幹・上肢・残存筋力の向上により、車いすでの生活がより自立しやすくなる
- 継続的な運動により、体重管理・心肺機能・メンタルの改善が期待される
利用時の注意点
- トレーニング頻度・期間・費用などは施設によって異なり、保険適用外の自費サービスとなることも多い
- 医学的リハビリではないため、主治医とよく相談した上で併用することが望ましい
- 過度な期待を抱きすぎず、「少しでも機能を高める・維持する」ことを目標に長期的に取り組む姿勢が大切
この記事の位置づけ
このページは、脊髄損傷者向け専門トレーニングジムで行われる歩行回復トレーニングの概要を紹介したものです。
具体的な内容や効果は、損傷レベル・残存機能・年齢・既往症などによって異なるため、
必ず主治医やリハビリスタッフと相談したうえで利用を検討することが大切です。
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関連医療機関
ジェイ・ワークアウト(東京都江東区豊洲1丁目2-34TNKビル 5・6F)
2011年に大阪で2つ目のジムが設立予定になっています
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