ニンニクと肥満
ニンニクとは
ニンニク(ガーリック)は、ヒガンバナ科ネギ属の球根で、 古くから香辛料や伝統医療として用いられてきました。
アリシン、S-アリルシステインなどの含硫化合物を含み、 血圧・コレステロール・血小板凝集などに対する作用が研究されています。
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体の中での主なはたらき(と考えられていること)
- 血管拡張や血圧低下作用(軽度)
- LDLコレステロールや中性脂肪の軽度低下
- 抗酸化・抗炎症作用
これらを通じて、動脈硬化や心血管リスクの低下に寄与する可能性が研究されています。 肥満との関連では、脂質代謝や血糖への影響を通じて、 間接的に体重管理をサポートする素材として扱われることがあります。
ニンニクと体重・脂肪の研究
動物実験や一部のヒト試験では、 ニンニク抽出物や発酵ニンニクを摂取した場合に、
- 体重増加の抑制
- 脂肪肝や脂質プロファイルの改善
といった結果が報告されることもありますが、
- 人間でのデータはまだ限られている
- 体重そのものを大きく減らすサプリとして確立しているわけではない
ことから、肥満対策の「主役」ではなく、 心血管リスクを含めた生活習慣病対策の一部として考えるのが現実的です。
試してみる前に知っておきたいポイント
-
血液をサラサラにする方向の作用
抗血小板作用が指摘されており、抗血小板薬・抗凝固薬を使用中の人では出血リスクに注意が必要です。 -
胃腸への刺激が強いことがある
生のニンニクや高用量のサプリは、胃痛や胸やけ、下痢などを起こすことがあります。 -
ニオイ問題も無視できない
持続的な口臭・体臭の変化が気になる場合は、ニオイを抑えた加工製品を検討することになります。
一般的な摂取量の目安
食事としてのニンニクは、1日1片前後でも十分に香りが強く、 料理のアクセントとして使うのが一般的です。
サプリでは、にんにく粉末や熟成ニンニク抽出物として、 1日数百mg~1,000mg程度を目安とした製品が多く見られます。
主な副作用・注意点
- 胃痛、胸やけ、下痢などの消化器症状
- 出血傾向の増加(抗血小板薬・抗凝固薬との併用で注意)
- アレルギー(皮膚炎、発疹など)
とり入れるときのポイント
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まずは料理の中で「適量」を楽しむ
炒め物、スープ、煮込み料理などに1片前後を目安に使うだけでも、風味と栄養を取り入れられます。
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心臓病・脳梗塞の予防が主目的なら、主治医と相談
他の薬とのバランスも含め、安全な取り入れ方を相談することが大切です。
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肥満対策としては「補助的」な位置づけ
ニンニクだけで体重を減らすのではなく、食事・運動・睡眠・ストレス対策と合わせて考えましょう。
この記事の位置づけについて
このページは、肥満や生活習慣病が気になる方に向けて、 ニンニクの働きと注意点を整理したものです。
- 特定の商品や治療法をすすめるものではありません。
- 診断・治療・サプリの利用については、必ず医師・薬剤師に相談してください。
参考文献・参考サイト
- ニンニクと血圧・脂質・血小板に関する臨床試験・メタ解析
- ニンニク成分(アリシンなど)の薬理作用に関する基礎研究
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