納豆菌(ナットウキナーゼ)と血管の健康
納豆菌・ナットウキナーゼとは
納豆菌(Bacillus subtilis natto)は、納豆をつくるときに使われる善玉菌で、 この納豆菌がつくる酵素のひとつがナットウキナーゼです。
ナットウキナーゼは、血栓(血のかたまり)を溶かす作用(線溶作用)を持つ酵素として注目され、 サプリメントや機能性食品として利用されています。
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血管・心臓・脳との関係
- 血液の線溶系(血栓を溶かす仕組み)を活性化したという臨床試験
- 血圧や動脈硬化の指標が改善したという小規模な研究
などが報告されていますが、
- 心筋梗塞や脳梗塞の発症・再発をどれくらい減らせるかについては、まだ大規模な試験が不足している
- 用量・服用期間・対象者によって結果もばらつきがある
ため、現時点では「血栓体質の予防薬」として確立しているとは言えません。
納豆そのものとの違い
- 食べ物としての納豆:たんぱく質・ビタミンK2・食物繊維など、総合的な栄養源
- ナットウキナーゼサプリ:酵素成分を高濃度に濃縮したもの
日常的に納豆を食べることは、多くの人にとって安全性が高く、健康的な食習慣と言えます。
一方で、濃縮サプリは量が多くなるため、
抗凝固薬・抗血小板薬との併用で出血リスクが高まる可能性に注意が必要です。
主な副作用・注意点
- 出血傾向の増加(あざ、鼻血、出血時間の延長など)の可能性
- 消化器症状(お腹の張り、下痢など)
- 大豆アレルギーのある人では、アレルギー症状のリスク
特に次のような方は慎重な判断が必要です。
- ワルファリン、DOAC(新しいタイプの血液サラサラ薬)、アスピリンなどを服用中の人
- 脳出血や消化管出血の既往がある人
- 手術前後・大きな怪我の直後
とり入れるときのポイント
- まずは「食べ物としての納豆」を優先
普通の食品として納豆を1日1パック程度食べる習慣は、多くの人にとって安全で続けやすい方法です。 - サプリは「自己判断での血栓予防薬」として使わない
血栓症の治療や予防は、まず医師の診断と標準的な抗血栓療法が優先されます。 - 抗血栓薬を飲んでいる人は、必ず主治医に相談
この記事の位置づけ
このページは、納豆菌由来ナットウキナーゼの血栓・血管への影響と注意点を整理したものであり、 特定のサプリや治療法をすすめるものではありません。 サプリの利用については、必ず医師・薬剤師に相談してください。
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