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-「男性ホルモン」の低下による男性更年期障害「LOH症候群」-

「男性ホルモン」の低下による男性更年期障害(LOH症候群)

LOH症候群とは

LOH症候群(Late-Onset Hypogonadism:加齢男性性腺機能低下症候群)は、
中高年以降に男性ホルモン(テストステロン)の分泌が低下することで起こるさまざまな症状の総称です。
いわば男性の更年期障害といえる状態です。


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主な症状

心と体の両面に、次のような症状が現れることがあります。

  • 性欲の低下・勃起力の低下
  • 疲れやすい、倦怠感、やる気が出ない
  • 気分の落ち込み・イライラ・不安・不眠
  • 筋力低下・メタボリックシンドローム・体脂肪の増加
  • 骨量の低下(骨粗しょう症のリスク)

しかし、こうした症状はうつ病・睡眠障害・生活習慣病・仕事や家庭のストレスなどでも起こるため、
「テストステロンの低下だけが原因」とは限りません。

診断の流れ

LOH症候群が疑われる場合、一般的には

  • 症状に関する問診・質問票(AMSスコアなど)
  • 朝の空腹時に採血を行い、血中テストステロン値を測定
  • 同時に甲状腺・肝機能・血糖・脂質など他の病気の有無もチェック

といった手順で、総合的に評価します。

治療の基本

生活習慣の見直し

  • 十分な睡眠、夜更かしや仕事の詰め込み過ぎを見直す
  • 適度な筋トレやウォーキングなどの運動習慣
  • バランスのよい食事と、過度の飲酒・喫煙の見直し
  • ストレスの原因を整理し、可能な範囲で軽減・対処する

テストステロン補充療法

血液検査で明らかなテストステロン低下があり、症状も強い場合には、
男性ホルモン補充療法(注射や外用剤)が検討されることがあります。

  • 前立腺がん・重い前立腺肥大・重い心疾患などがある場合は慎重な判断が必要
  • 治療中は、前立腺・血球・肝機能などを定期的にチェックする必要がある

どこに相談すればよいか

LOH症候群が疑われるときは、

  • 泌尿器科
  • 男性更年期外来
  • 一部の内科・心療内科

などで相談できます。
「年齢のせい」とあきらめず、他の病気が隠れていないかを含めて総合的に評価してもらうことが大切です。

この記事の位置づけ

このページは、男性ホルモン低下による男性更年期障害(LOH症候群)について、症状と治療の考え方を整理したものです。
気力の低下や性機能の変化に悩んでいる場合は、一人で抱え込まずに専門医へ相談し、
生活習慣の見直しと必要に応じた治療を組み合わせて、自分らしい生活を取り戻していきましょう。


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LOH症候群の原因


LOH症候群の原因は「男性ホルモン」の低下です。男性ホルモンの代表は、主に精巣で作れられるテストステロンです。

テストステロンは、男性の体の中で様々な働きをしていることがわかってきました。

テストステロンの主な働きは性機能や筋肉の維持ですが、その他に脂肪蓄積抑制、認知機能、血管機能、骨の形成などがあります。

テストステロンが低下すると、内臓脂肪がたまります。また脳の認知機能をつかさどる海馬の神経シナプスの数が減少します。これにより、認知力やストレス耐性が低下して、抑うつ症状を引き起こすと考えられています。

このように、加齢に伴ってテストステロンが減少すると、筋力低下、性機能低下、認知機能低下、抑うつ、内臓脂肪の増加などの症状が起こると考えられているのです。


男性ホルモン低下の原因


男性ホルモンは、30歳頃をピークに徐々に減少します。人によりその量や減少の程度には、大きな個人差があります。

男性ホルモン減少の原因については、「加齢」による多様な体の変化が考えられています。また「加齢」以外の要因として考えられているものに、「ストレス」があります。40代から60歳代にかけては、男性の社会的責任とストレスが公私共々高まる時期です。

強いストレスが加わると、体には「ストレスホルモン」が分泌されます。ストレスホルモンも男性ホルモンも、その分泌の命令を出すのは、脳です。

このストレスホルモン分泌の命令を出すとき、脳の中では、男性ホルモンの分泌が抑制されることがわかっています。

また、男性ホルモンが減少すると、脳のストレス耐性が低下すると考えられているため、ストレス→男性ホルモン低下→ストレス耐性の低下→ストレス→男性ホルモンの低下という悪循環が起こってしまう恐れがあります。

こうしてLOH症候群となって引き起こされるうつ症状は、うつ病の治療だけでは治らず、LOH症候群の治療が重要と考えられます。


LOH症候群の最新治療


治療法には漢方療法などもがありますが、主な治療は男性ホルモン補充療法です。

LOH症候群および徴候を有する40歳以上の男性で、血液中の遊離型テストステロンが低下している場合、男性ホルモン補充療法が受けられます。

前立腺がんのある方や多血症の方などでは、ホルモン補充療法の対象からは除外されます。そのほか、ホルモン補充に伴う副作用が起こることも考えられますので、必ず専門医の判断のもとで行ってください。



LOH症候群の予防方法


1.適当な運動で、血液中のテストステロン量を増やす

ゆっくりスクワットをしたり、いすに座ってひざを胸に近づけたりと、毎日テレビを見ながらできる程度の運動を3か月続けることで、効果が見られます。

2.脳で作るテストステロン

主に精巣で作られるテストステロンですが、最新の研究で、脳の中で合成されることがわかりました。テストステロンは、脳の中で認知機能に関わる重要な働きをしていると考えられています。

活発に脳を使うことで、脳のテストステロン合成を高められれば、認知力低下の予防やストレス耐性の維持が期待できると専門家は考えています。

3.たまねぎでテストステロンを増やす

たまねぎに含まれる含硫アミノ酸が、テストステロンの合成を誘導すると考えられています。

マウスに4か月間、たまねぎのエキスを与え続けたところ、血液中のテストステロン量が約2倍にアップするという研究報告があります。

たまねぎの中には、切って時間がたつと、含硫アミノ酸を分解してしまう酵素があります。その酵素は熱に弱いため、切ってすぐ加熱すれば、含硫アミノ酸の分解は最小限に抑えられます。テストステロンを増やす食べ方のポイントは、「切ってすぐ加熱すること」です。

そのほか、テストステロンの減少を防ぐには、ストレスをなるべくためない生活を送ること、睡眠を十分とることが重要です。1日7時間以上眠ると、男性ホルモンの低下を抑えることが出来るとされています。

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