疲労
「なんとなくだるい」「寝ても疲れが残る」「集中力が続かない」──。
こうした心と体のエネルギー不足を感じる状態が、一般的に「疲労」と呼ばれます。
一時的な疲れは、休息をとれば回復することが多いですが、長く続く疲労感は、生活習慣やストレス、病気などが背景にあることもあります。
ここでは、疲労の主な原因と対策、サプリメントの位置づけ、
そして日常生活でできる予防・改善のポイントについてまとめます。
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疲労の原因
疲労の原因はひとつとは限らず、身体的・精神的・生活環境・病気などが複雑に関わります。
1)身体的な疲労
- 働き過ぎ・運動のし過ぎ・長時間の同じ姿勢
・肉体労働や立ちっぱなし・座りっぱなしの仕事、長時間のパソコン作業などは、筋肉や目・肩・腰に負担をかけます。
・同じ姿勢が続くと血流が悪くなり、コリや痛み・だるさにつながります。 - 睡眠不足・睡眠の質の低下
・寝る時間が短いだけでなく、途中で何度も目が覚める・いびきや無呼吸があるなど、睡眠の質が悪いと疲れが抜けにくくなります。
2)精神的な疲労(ストレス・心の疲れ)
- 仕事・家庭・人間関係のストレスが続くと、眠りが浅くなったり、自律神経が乱れて「からだも心も重い」状態になりやすくなります。
- 不安・落ち込み・うつ状態・不安障害などが背景にあると、
体は休んでいるように見えても常に緊張が続いていることもあります。
3)生活習慣・環境の乱れ
- 不規則な生活リズム(夜更かし・昼夜逆転)
- 偏った食事(朝食抜き・ジャンクフード中心・糖質に偏った食事など)
- 運動不足(まったく動かない/逆にオーバートレーニング)
- スマホ・パソコンの見過ぎによる目と脳の疲れ
4)病気が隠れている場合の疲労
- 貧血:立ちくらみ・息切れ・動悸などを伴い、全身のだるさが続きます。
- 甲状腺機能低下症:強いだるさ・寒がり・むくみ・体重増加などを伴うことがあります。
- 糖尿病・心臓病・肝臓病・腎臓病:徐々に疲れやすさ・体力低下が目立ってくることがあります。
- うつ病・不安障害:気分の落ち込み・意欲低下とともに、「何をしても疲れる」「何もしていなくても疲れる」ように感じることがあります。
- 慢性疲労症候群(CFS)など:休んでも改善しない強い倦怠感が長期間続く病気もあります。
休んでもまったく疲れが取れない・数週間以上だるさが続く・他の症状(体重変化、発熱、強い息切れ、気分の落ち込みなど)を伴う場合は、
「年齢のせい」「仕事のせい」と決めつけず、一度医療機関で相談することが大切です。
疲労の対策
1)まずは「休息」と「生活リズム」の見直し
- 睡眠時間の確保
・毎日ある程度決まった時間に寝て起きるよう心がける。
・寝る直前のスマホ・パソコン・刺激の強いテレビは控える。
・寝る前は、入浴・ストレッチ・深呼吸などでリラックスする時間をつくる。 - 仕事と休憩のバランス
・長時間集中して作業せず、1?2時間に一度は立ち上がる・伸びをする・目を休めるなど、こまめに休憩を入れる。
・休日は「何もしない日」をあえて作り、体と心を休ませる時間を意識的に確保する。
2)ストレス・心の疲れへの対策
- 抱え込んでいる悩みを家族・友人・同僚・専門家などに相談してみる。
- 責任感が強い人ほど、「休む=悪いこと」と感じがちですが、倒れる前にブレーキをかけることも大切です。
- 不安・イライラ・落ち込み・眠れないなどが続く場合は、心療内科・精神科など専門医への相談も選択肢に入れましょう。
3)病気が疑われる場合の受診
- 強い倦怠感・息切れ・むくみ・動悸・微熱・体重変化・食欲不振などを伴う場合は、
内科などを受診し、貧血・甲状腺・肝機能・糖尿病などの検査を受けることが大切です。 - 検査で原因が分かれば、適切な治療によって疲労が改善するケースも少なくありません。
疲労に関するサプリメント
疲労に関連してよく使われるサプリメントには、
ビタミンB群・ビタミンC・クエン酸・アミノ酸・コエンザイムQ10・ローヤルゼリーなどがあります。
これらは、不足しがちな栄養素を補う「栄養補助」として利用されることが多いです。
- ビタミンB群
・糖質・脂質・たんぱく質をエネルギーに変える代謝に関わるビタミンです。
・疲れやすさ・だるさ・食生活の偏りが気になる人の栄養補助として使われます。 - ビタミンC
・抗酸化作用やコラーゲン生成に関わるビタミンで、ストレスが多い人では消耗しやすいとされています。
・野菜・果物が少ない食生活の補助に使われることがあります。 - クエン酸
・レモンや梅干しなどの酸味成分で、「エネルギー代謝のサポート」「疲労感の軽減」を期待して用いられることがあります。
・ただし、クエン酸そのものが「疲労の原因を治す薬」ではありません。 - アミノ酸(BCAAなど)
・運動時のエネルギー源や筋肉のサポートとして用いられることがあります。
・スポーツやトレーニングをよく行う人が、回復サポートとして摂取するケースもあります。 - コエンザイムQ10・L-カルニチンなど
・エネルギー産生と関連して話題になる成分です。
・「疲れに効く」と宣伝されることもありますが、個人差が大きく、
あくまで補助的な位置づけと考えるのが安全です。 - ローヤルゼリー・マカなど
・栄養補助・活力サポートのイメージで使われるサプリです。
・アレルギー体質の人では注意が必要な成分もあります。
サプリメント利用時の注意点:
- 疲労が強く長引く場合、サプリでごまかし続けてしまうと病気の発見が遅れる危険があります。
- 肝臓・腎臓・心臓・ホルモンの病気をお持ちの方や、複数の薬を飲んでいる方は、
新しいサプリを始める前に必ず医師・薬剤師に相談してください。 - 当サイトの「サプリメント事典」では、ビタミンB群・ビタミンC・クエン酸・アミノ酸・コエンザイムQ10・ローヤルゼリー・マカなどについて、
個別に詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
疲労その他のサプリメント
サプリメント選びのワンポイント・アドバイス
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サプリメント以外での予防改善
疲労対策の中心は、生活全体のバランスを整えることです。
サプリメントは「足りない栄養を補う脇役」と考え、次のようなポイントを優先しましょう。
1)睡眠の質を高める
- 毎日できるだけ同じ時間に寝て、同じ時間に起きる。
- 寝る1?2時間前は、カフェインやスマホを控え、リラックスできる時間をつくる。
- 寝室の明るさ・騒音・室温・寝具など、眠りやすい環境を整える。
2)食事のバランスを整える
- 主食・主菜(たんぱく質)・副菜(野菜・海藻・きのこなど)をそろえた食事を心がける。
- 朝食を抜かず、1日3食をある程度決まった時間にとることで、体内時計も整いやすくなります。
- 甘いお菓子・スナック・ジャンクフード・アルコールに偏らないよう意識する。
3)適度な運動
- ウォーキングやストレッチなど、軽い運動はかえって疲労回復に役立つことがあります。
- いきなり激しい運動をするのではなく、できる範囲から少しずつ始めることが大切です。
4)ストレスケア・リラックス
- 趣味の時間・散歩・音楽・入浴・深呼吸など、心がほっとする時間を意識的にとる。
- 仕事や家事を「完璧にやろう」としすぎず、手を抜くところ・人に頼るところを作る。
5)定期的な健康チェック
- 年に一度の健康診断や、気になる症状があるときの受診を面倒がらずに行う。
- 検査で早めに異常が見つかれば、適切な治療で疲労も改善しやすくなります。
疲労は、「頑張りすぎていますよ」というからだからのサインでもあります。
睡眠・食事・運動・ストレス・仕事量などを一度見直し、
必要なら医療機関や専門家の力も借りながら、無理のないペースで改善していくことが大切です。
サプリメントはその補助として、上手に付き合っていきましょう。
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