サプリメント事典

-精力減退-

精力減退

「最近なんとなく元気が出ない」「性欲が落ちた気がする」「勃起しづらくなった」など、
いわゆる精力減退は、年齢に伴う変化だけでなく、生活習慣やストレス、病気などさまざまな要因が関わります。
一人で抱え込みやすいテーマですが、体と心からの大事なサインでもあります。

ここでは、精力減退の主な原因と対策、サプリメントとの付き合い方、
そして日常生活でできる予防・改善のポイントについてまとめます。


精力減退の原因

1)加齢にともなうホルモン変化

  • 男性ホルモン(テストステロン)の低下
    男性では、30?40代以降からゆるやかにテストステロンが低下していきます。
    その結果、性欲の減退・勃起力の低下だけでなく、
    疲れやすい・やる気が出ない・筋力低下・イライラ・集中力の低下などを感じることがあります。
    重い場合は加齢男性性腺機能低下症候群(いわゆる男性更年期・LOH症候群)として治療対象になることもあります。

2)生活習慣・全身の病気

  • 睡眠不足・過労
    慢性的な睡眠不足・長時間労働・休みのなさは、ホルモンバランスや自律神経に悪影響を与え、
    性欲や勃起力の低下につながることがあります。
  • 肥満・メタボリックシンドローム
    内臓脂肪が多い状態は、男性ホルモンの低下や血管機能の悪化を招き、
    勃起機能の低下(ED)や精力減退と関係するとされています。
  • 糖尿病・高血圧・脂質異常症・動脈硬化
    これらの病気は血管や神経の障害を通じて、勃起機能や性欲に影響します。
    EDは心筋梗塞・脳梗塞などの動脈硬化の「初期サイン」になることもあり、
    単なる「精力の問題」と片づけず、全身の健康状態をチェックすることが大切です。
  • 喫煙・過度の飲酒
    喫煙は血管を傷つけ、血流を悪くします。
    アルコールは少量ならリラックス効果もありますが、慢性的な飲み過ぎはホルモンや神経に悪影響を与えます。

3)メンタル・心理的要因

  • ストレス・不安・うつ状態
    仕事・家庭・人間関係のストレスや、うつ状態は、性欲の低下と深く関係します。
    「ちゃんとできるか」というプレッシャーがかえって上手くいかない原因になり、
    「失敗→不安→また失敗」の悪循環になることもあります。
  • パートナーとの関係性
    夫婦・パートナーとの感情的なすれ違いや不満、コミュニケーション不足も、
    精力減退の背景としてよく見られる要素です。

4)薬やその他の要因

  • 高血圧薬・うつ病の薬・前立腺肥大症の薬など、一部の薬は性機能に影響することがあります。
  • 慢性的な痛み・がん・腎臓病・肝臓病などの慢性疾患も、気力・体力・性欲低下の原因になります。

急に精力が落ちた・他の体調不良もある・気分の落ち込みが強いといった場合には、
一度、内科・泌尿器科・心療内科などで相談し、背景にある病気がないか確認することが大切です。


精力減退の対策

1)医療機関での相談・検査

  • 強い精力減退・勃起不全(ED)・性欲低下などが続く場合は、
    泌尿器科・男性外来・内科などで一度相談してみましょう。
  • 問診や血液検査で、テストステロン値・血糖・脂質・肝機能・腎機能・甲状腺・貧血などを調べることがあります。
  • うつ病や不安障害が疑われる場合は、心療内科・精神科を紹介されることもあります。

2)薬物療法・ホルモン療法が行われることもある

  • ED治療薬
    勃起不全がある場合、医師の判断のもとでED治療薬(PDE5阻害薬)が処方されることがあります。
    これらは心臓病や血圧の薬との飲み合わせによっては使用できないこともあるため、
    インターネットや個人輸入での自己判断の購入は危険です。
  • 男性ホルモン補充療法
    テストステロンの低下が明らかで、症状が強い場合には、
    専門医のもとでホルモン補充療法が検討されることもあります。
    ただし、前立腺の病気などのリスクにも注意しながら慎重に行われます。

3)メンタル面へのアプローチ

  • ストレス・不安・うつ状態が強い場合は、カウンセリングや認知行動療法などの心理療法が役立つことがあります。
  • パートナーとのコミュニケーションを見直し、
    期待や不安を一人で抱え込まないことも大切です。

精力減退に関するサプリメン

精力減退に関連して宣伝されるサプリメントは非常に多くありますが、
サプリメントは性機能障害やホルモン異常を「治す薬」ではありません。
また、「即効」「若返り」「誰でも改善」などの誇大な表現には注意が必要です。

  • 亜鉛
    亜鉛は男性の生殖機能やホルモンと関連の深いミネラルで、
    不足すると味覚障害・皮膚トラブル・免疫低下なども起こりやすくなります。
    食事が偏りがちな場合の栄養補助として、適量を守って利用されることがあります。
  • マカエゾウコギ(シベリア人参)トンカットアリなど
    これらは、「スタミナ」「活力」をうたうサプリに配合されることが多い植物成分です。
    ただし、科学的な効果の証明は限定的であり、個人差も大きいと考えられます。
  • アルギニンシトルリン
    一酸化窒素(NO)産生と関わるとされ、血流サポートをうたうサプリによく使われます。
    ただし、ED治療薬のような明確な医薬品効果を期待することはできません
  • ビタミンB群ビタミンEなど
    エネルギー代謝・血行・抗酸化などの面から、疲労感や冷えの対策として用いられることがあります。

サプリメント利用時の注意点:

  • 高血圧・心臓病・糖尿病などの持病がある方は、必ず主治医に相談してから利用することが大切です。
  • ED治療薬や他の薬と飲み合わせの問題が生じる可能性もあります。
  • 「医薬品並みの効果」をうたう商品や、成分内容が不明瞭なものは特に注意が必要です。

当サイトの「サプリメント事典」では、亜鉛・マカ・エゾウコギ・トンカットアリ・アルギニン・シトルリン・ビタミン類など、
精力やスタミナとの関連で語られやすい成分について個別に解説していますので、参考にしてください。

精力減退その他のサプリメント



サプリメント選びのワンポイント・アドバイス

カキ(牡蠣)は亜鉛を豊富に含んでいます。

イソフラボン(大豆イソフラボン)はエストロゲンに似た構造をしていて「ファイトエストロゲン」と呼ばれています。

カンカは「砂漠の高麗人参」と呼ばれ滋養強壮、強精の効果があります。

高麗人参(朝鮮人参)は男性ホルモンのテストステロンの分泌を促進して、血行を改善します。

マンガンの不足は性ホルモンの合成の低下を招きます。

ピクノジェノールとアルギニンの組み合わせは、勃起機能(ED)の改善効果が期待できます。


サプリメント以外での予防改善

精力減退は、体のエネルギー不足・血管の状態・ホルモンバランス・心の状態の「総合結果」として現れることが多い症状です。
サプリだけに頼るのではなく、生活全体を少しずつ整えていくことが大切です。

1)生活習慣の見直し

  • 睡眠をしっかりとる
    成長ホルモンや性ホルモンの分泌は、睡眠中に活発になります。
    できる範囲で毎日同じ時間に寝て起きるリズムを整え、睡眠時間を確保しましょう。
  • 適度な運動
    ウォーキング・軽い筋トレ・ストレッチなどで、血流や筋力を保つことは、
    精力だけでなく、心臓・血管・糖代謝の改善にも役立ちます。
  • 禁煙・飲酒の見直し
    禁煙は血管の健康改善に直結し、EDや精力減退のリスクを下げます。
    アルコールは量と頻度を控えめにし、休肝日をつくることも大切です。

2)食生活の改善

  • 肉・魚・卵・大豆製品などの良質なたんぱく質をしっかり摂る
  • 野菜・果物・海藻・きのこなどでビタミン・ミネラル・食物繊維を補う
  • 脂っこいもの・甘いもの・加工食品をとり過ぎないように意識する
  • 極端なダイエットや過食を避け、内臓脂肪をためすぎないよう注意する

3)ストレスケア・メンタルケア

  • 仕事や家庭のストレスが強いときは、一人で抱え込まないことが大切です。
  • 気の合う友人との会話・趣味の時間・軽い運動・散歩など、心身をリセットする時間を意識的に作りましょう。
  • 「何をしても楽しくない」「絶望感が強い」などのうつ症状がある場合は、
    早めに心療内科・精神科で相談することをおすすめします。

4)パートナーとのコミュニケーション

  • 精力減退や性的な悩みは、恥ずかしさから話題にしにくいテーマですが、
    パートナーに正直な気持ちを少しずつ伝えることで、プレッシャーが軽くなることもあります。
  • 「できる・できない」にこだわりすぎず、お互いが安心できる関係作りを目指すことも大切です。

精力減退は、「年齢のせいだから仕方ない」と片づけてしまいがちですが、
生活習慣・メンタル・ホルモン・全身の病気といった、さまざまな要素のサインでもあります。
気になる場合は早めに専門家に相談し、医療+生活改善+必要に応じたサプリの活用を組み合わせながら、
ご自分の体と向き合っていくことが大切です。

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