サプリメント事典

-シトルリン-

シトルリンと血流・精力

シトルリンとは

シトルリンはアミノ酸の一種で、スイカなどウリ科の植物に多く含まれています。 体内ではアルギニンと一緒に「尿素回路」や「一酸化窒素(NO)の産生」に関わっており、 血管や血流のサポート成分としてサプリメントに利用されています。


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アルギニン・一酸化窒素(NO)との関係

シトルリンは体内でアルギニンに変換され、そのアルギニンから一酸化窒素(NO)が作られます。 NOには血管を広げて血流を良くする作用があり、次のような分野で研究されています。

  • 末梢の血流(手足の冷えなど)
  • 運動時の血流・パフォーマンス
  • 勃起機能(陰茎への血流)

アルギニンは直接NOの材料になりますが、 シトルリンは体内でアルギニンに変換されるため、血中アルギニン濃度をより安定して高めやすい という報告もあります。

勃起機能・精力との関係

勃起は、陰茎の血管が広がり血液が流れ込むことで起こるため、 NOの働きが大きく関わっています。シトルリンについては、小規模な研究で、

  • 軽度の勃起障害(ED)の男性にシトルリンを補給したところ、 自覚症状スコアが改善したという報告
  • アルギニンや他の成分と組み合わせて、勃起機能の質問票(IIEF)スコアが改善したとする報告

などがあります。

一方で、

  • 重いEDや、糖尿病・高度の動脈硬化がある場合には十分な効果が得られないことも多い
  • ED治療薬(シルデナフィルなど)のような強い効果が安定して出るわけではない

ことから、現時点では「軽いEDや血流低下が気になる人の、補助的なサポート成分の一つ」 と考えるのが現実的です。

運動・疲労との関係

シトルリンは、スポーツ分野でもサプリとして使われています。

  • 持久運動時の疲労感の軽減
  • 高強度トレーニングでのパフォーマンスのわずかな向上

などを示した研究もありますが、効果の大きさは「あればプラスα」程度で、 トレーニング内容や体質の影響も大きいと考えられています。

主な副作用・注意点

  • 胃の不快感、下痢・腹痛などの消化器症状
  • 血管が広がることで、まれに血圧低下・めまい・立ちくらみを感じる人もいる
  • 腎機能が低下している人では、アミノ酸の負担増になる可能性があり注意が必要

また、アルギニンと同様に血管を広げる方向に働くため、

  • 心臓病・低血圧・重い腎臓病がある方
  • ED治療薬(シルデナフィルなど)や、硝酸薬・血圧の薬を飲んでいる方

は、自己判断でシトルリンを高用量でとるべきではありません。

とり入れるときのポイント

  1. 生活習慣の見直しが先、シトルリンは「補助」
    精力低下やEDの背景には、睡眠不足・ストレス・運動不足・肥満・糖尿病・高血圧などが隠れていることが多く、 サプリだけで解決することはできません。
  2. 心臓病・腎臓病・低血圧がある場合は、使用前に必ず医師へ
  3. EDが続く場合は、泌尿器科や内科で原因をチェック
    動脈硬化・ホルモンの低下・糖尿病など、早めに治療した方が良い病気が見つかることもあります。

この記事の位置づけ

このページは、シトルリンと血流・精力との関係を整理したものであり、 勃起障害や心臓病の治療をサプリで代用することをすすめるものではありません。
症状や不安がある場合は、必ず医師にご相談ください。


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