アレルギー症状「アナフィラキシー」と自己注射薬(アドレナリン自己注射)
アナフィラキシーとは
アナフィラキシーとは、食物・薬・虫刺され・ラテックスなどが原因で起こる
全身性の急激なアレルギー反応です。
じんましんやかゆみだけでなく、呼吸困難、血圧低下、意識障害などが急速に進行し、
命にかかわる危険な状態になることがあります。
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自己注射薬(アドレナリン自己注射:エピペンなど)とは
アナフィラキシーが起きたときに、自分や周囲の人が素早く使用できるように設計された
アドレナリン(エピネフリン)の自己注射製剤です。
太ももの外側の筋肉に自動的に注射されるしくみになっており、
気道のむくみや血圧低下などを一時的に改善させ、ショックを防ぐ目的で使われます。
日本では、医師の診察のもと、アナフィラキシーの既往や高リスクがある人に対して 処方されます。
どんな症状が出たら使う?(イメージ)
自己注射薬は、次のような全身症状が急に複数あらわれた場合に、医師の指示に従って使用を検討します。
- 息苦しい、ゼーゼーする、声が出しにくい、咳が止まらない
- 唇や顔がはれる、声がかすれる、のどが締め付けられる感じ
- ぐったりして反応が弱い、意識がもうろうとする
- 脈が弱い、冷や汗が出る、青ざめる
- 繰り返す強い腹痛や嘔吐
「皮膚症状(じんましん・かゆみ)」だけでなく、呼吸器や循環器症状を伴うかどうかが重要なポイントです。
自己注射薬を使ったあとの流れ
- 使用後は、必ず救急車を呼び、医療機関での治療につなげる必要があります。
- 自己注射薬はあくまで病院に到着するまでの「時間稼ぎ」であり、治療を完結させるものではありません。
- 必要に応じて、医師の判断で追加のアドレナリン注射や酸素投与、点滴などが行われます。
日頃からの準備
- アナフィラキシーの既往がある人は、主治医と相談して自己注射薬の必要性を確認する。
- 本人と家族・学校・職場など、周囲の人も使い方と保管場所を共有しておく。
- 使用期限・残量を定期的にチェックし、期限切れは必ず交換する。
この記事の位置づけ
このページは、アナフィラキシーと自己注射薬の概要を説明するものであり、
実際の使い方や処方の判断は、必ず担当医の指導に従ってください。
アレルギー症状が気になる場合は、早めにアレルギー専門医・小児科・内科などで相談しましょう。
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関係医療機関 国立病院機構相模原病院
関係サイト アナフィラキシー対策フォーラム
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