拡張型心筋症に対する「免疫吸着療法」「血漿交換療法」
拡張型心筋症とは
拡張型心筋症は、心臓の筋肉が弱くなり、
左心室が大きく拡張してポンプ機能が低下する病気です。
原因がはっきりしないものも多く、遺伝・ウイルス感染・自己免疫反応などが関与すると考えられています。
進行すると、息切れ・むくみ・だるさなどの慢性心不全症状が続き、
不整脈や突然死のリスクも高くなります。
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免疫と拡張型心筋症
一部の拡張型心筋症では、心筋に対する自己抗体(自分の心臓を攻撃する抗体)が見つかることがあり、
免疫反応が心機能低下に関わっていると考えられています。
免疫吸着療法とは
免疫吸着療法は、血液中から自己抗体を選択的に取り除くことを目指す治療です。
- 体外循環装置を用いて血液を体の外に導く
- 血漿成分を免疫吸着カラムと呼ばれるフィルターに通し、自己抗体などを吸着・除去する
- 不要な成分を取り除いた血漿を、再び体内へ戻す
数回?数コースにわたり実施し、自己抗体の濃度を下げることで心機能の改善を期待します。
血漿交換療法とは
血漿交換療法は、
- 患者さんの血漿そのものを一定量入れ替えることで、異常な抗体や有害物質を減らす治療
- 取り出した血漿の代わりに、アルブミン液や新鮮凍結血漿などを補う
という方法です。免疫吸着と似ていますが、より広い成分が置き換えられるイメージです。
期待される効果と位置づけ
- 一部の患者さんでは、左心室の収縮力の改善・心不全症状の軽減が報告されている
- しかし、すべての拡張型心筋症で効果が得られるわけではなく、適応は限られる
- 標準的な薬物療法(ACE阻害薬/ARB、β遮断薬、利尿薬など)、デバイス治療(CRT・ICD)を行ったうえで、
なお症状が重い患者さんに対して、専門施設で検討される補助的治療という位置づけ
治療を受ける際の注意点
- 治療には専門の設備と経験が必要で、実施できる施設は限られる
- 体外循環に伴う血圧低下・出血・感染などのリスクがある
- 効果の持続期間や長期予後への影響については、症例によるばらつきがある
この記事の位置づけ
このページは、拡張型心筋症に対する免疫吸着療法・血漿交換療法の考え方と概要を紹介したものです。
治療の中心はあくまで薬物療法と生活管理であり、
これらの治療は特定の条件を満たした患者さんに対する追加的な選択肢となります。
拡張型心筋症と診断された場合は、心不全と不整脈の管理をしっかり行いながら、
必要に応じて心不全専門医・移植施設などと連携して治療方針を検討していくことが重要です。
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