コレウス・フォルスコリと肥満
コレウス・フォルスコリとは
コレウス・フォルスコリ(Coleus forskohlii)は、シソ科の植物で、 根から抽出されるフォルスコリン(forskolin)がダイエット素材として用いられています。
フォルスコリンは、細胞内のcAMP(環状AMP)を増やすことで、 脂肪分解酵素を活性化する可能性があると言われています。
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体の中での主なはたらき(と考えられていること)
- アデニル酸シクラーゼを活性化し、cAMPを増やす
- ホルモン感受性リパーゼなどの脂肪分解酵素を刺激する可能性
- 脂肪細胞から脂肪酸を放出しやすくする方向に働く可能性
コレウス・フォルスコリと体重の研究
肥満気味の人を対象とした小規模試験では、 コレウス・フォルスコリ抽出物を数か月摂取した場合に、
- 体脂肪量や体脂肪率がやや減少した
- 除脂肪体重(筋肉など)が維持あるいは増加した
といった結果が報告された例もありますが、
- 体重自体はあまり変わらなかった試験もある
- 研究数が少なく、質にもばらつきがある
ことから、現時点でのエビデンスは「限定的」と評価されています。
安全性についての注意
フォルスコリンは血管を拡張し、血圧を下げる方向に働く可能性も指摘されています。 そのため、
- 降圧薬を使用中の人では、血圧が下がり過ぎる可能性
- 心臓病、低血圧、出血傾向のある人では注意が必要
とされています。
試してみる前に知っておきたいポイント
-
心臓・血圧に持病がある人は要注意
動悸・めまい・血圧低下などが起こる可能性があるため、自己判断での使用はおすすめできません。 -
「短期間で大幅減量」は期待できない
研究の結果を見ても、数kg単位の大きな減量効果が一貫して示されているわけではありません。 -
他のダイエットサプリとの併用に注意
カフェインなど刺激性成分を含むサプリと一緒に摂ると、心拍・血圧への影響が強くなる可能性があります。
一般的な摂取量の目安
臨床試験では、フォルスコリンとして1日約50mg前後(コレウス・フォルスコリ抽出物として数百mg)が用いられることが多いですが、 製品によって含有量や標準化の方法が異なります。
主な副作用・注意点
- 低血圧、めまい、動悸など
- 胃の不快感、下痢などの消化器症状
- 出血傾向の増加(抗血小板薬・抗凝固薬との併用で注意)
とり入れるときのポイント
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高血圧・心臓病治療中の方は必ず主治医に相談
血圧や心拍への影響が心配されるため、独断で使用を始めるべきではありません。
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体重・体脂肪の変化を記録しながら、数か月単位で評価
変化がほとんどない場合は、費用やリスクを考え、無理に続けない判断も大切です。
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生活習慣の改善が「主役」となるように
食事・運動・睡眠・ストレス対策などを整えたうえで、「補助的」に使うかどうかを考えるのが現実的です。
この記事の位置づけについて
このページは、肥満や体脂肪が気になる方に向けて、 コレウス・フォルスコリ(フォルスコリン)の働きと注意点を整理したものです。
- 特定の商品や治療法をすすめるものではありません。
- 診断・治療・サプリの利用については、必ず医師・薬剤師に相談してください。
参考文献・参考サイト
- Coleus forskohlii抽出物と体重・体脂肪に関する臨床試験
- フォルスコリンの薬理作用(cAMP・血管系)に関する基礎研究
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