カテキン(お茶ポリフェノール)と血管・心臓・脳の健康
カテキンとは
カテキンは、緑茶や烏龍茶などに多く含まれるポリフェノールで、 特に緑茶にはエピガロカテキンガレート(EGCG)と呼ばれるカテキンが豊富です。
抗酸化作用・抗炎症作用・抗菌作用などがよく知られており、 血糖・脂質・体脂肪・血圧などへの影響も研究されています。
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カテキンと心臓病(虚血性心疾患)
- 緑茶をよく飲む人は、心臓病による死亡リスクが低い傾向がある、という観察研究がいくつか報告されている。
- カテキンを含む飲料を一定期間飲んだ試験で、中性脂肪やLDLコレステロールが軽度改善した例がある。
これらの結果から、 緑茶中心の飲み物習慣は、心臓病予防にプラスに働く可能性があります。
カテキンと脳卒中(脳血管障害)
- 緑茶を習慣的に飲む人で、脳卒中のリスクが低い傾向を示した研究もある。
- 血圧や脂質、血糖値への良い影響を通じて、脳血管の負担を減らす可能性がある。
ただし、これらの研究は「お茶を飲む人と飲まない人の生活全体の違い」も含んでいるため、 原因と結果の関係を断定することはできません。
カテキンと動脈硬化
カテキンには、
- LDLコレステロールの酸化を抑える抗酸化作用
- 軽度の抗炎症作用
- 血管内皮の機能を守る作用
などが報告されています。
これらを通じて、 動脈硬化の進み方を少しゆるやかにする可能性が考えられていますが、 それだけで動脈硬化を止めることはできません。
一般的な摂取量の目安
通常の緑茶(1杯あたり約100ml)には、カテキンが数十mg程度含まれているとされ、
- 1日3?5杯程度の緑茶
で、ある程度まとまった量のカテキンをとることができます。
カテキン高含有飲料やサプリメントでは、1日数百mgのカテキンを含む製品もありますが、 高用量では肝機能への影響が問題になることも報告されています。
カテキンを多く含むもの
- 緑茶(煎茶、玉露、抹茶など)
- 烏龍茶
- ほうじ茶(カテキン量はやや少なめ)
主な副作用・注意点
- お茶としての摂取量では、通常は大きな問題は少ない
- 高濃度のカテキンを含むサプリで、肝機能障害の報告がある
- お茶にはカフェインも含まれるため、飲みすぎると不眠・動悸などの原因になる
とり入れるときのポイント
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まずは「砂糖入り飲料」からの置き換え
ジュースや清涼飲料、砂糖入りコーヒーなどを、無糖の緑茶に置き換えるだけでも、カロリーと糖質を減らしやすくなります。
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高濃度カテキンサプリは慎重に
肝機能への影響が心配されるため、肝臓病のある方や、他のサプリ・薬を多く飲んでいる方は特に注意してください。
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カフェイン量にも注意
緑茶をたくさん飲む場合、カフェインの合計摂取量が増えすぎないよう、コーヒーやエナジードリンクとのバランスを考えることが大切です。
この記事の位置づけ
このページは、心臓病・脳卒中・動脈硬化などが気になる方に向けて、 カテキン(お茶ポリフェノール)の特徴と注意点を整理したものです。
- 特定のサプリ製品や治療法をすすめるものではありません。
- 診断・治療・サプリの利用については、必ず医師・薬剤師に相談してください。
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