放射性ヨウ素による小児甲状腺がんの治療および予防
小児の甲状腺がんと放射性ヨウ素
子どもや若年者に多い分化型甲状腺がん(乳頭がん・濾胞がんなど)は、
手術のあとも甲状腺細胞が残っていたり、リンパ節・肺などに転移していることがあります。
こうした甲状腺細胞やがん細胞は、ヨウ素を取り込む性質を持っています。 この性質を利用して、放射性ヨウ素(I-131)を治療として投与し、がん細胞を内側から壊すのが「放射性ヨウ素治療」です。
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小児甲状腺がんに対する治療としての放射性ヨウ素
国際的なガイドラインでは、子どもの分化型甲状腺がんにおいて、
- まず甲状腺全摘(できるだけ完全に切除)を行う
- そのうえで、残存甲状腺組織や転移病変の有無・リスクを評価する
という流れが基本です。
高リスク・中間リスクにあたる症例では、多くのガイドラインで放射性ヨウ素治療(RI内用療法)を追加することが推奨されています。
放射性ヨウ素治療の目的
- 甲状腺の「残りかす(残存組織)」を取り除く(アブレーション)
- リンパ節や肺などへの微小な転移巣をたたく
- 再発リスクを下げ、長期的な生存率を高める
治療の流れの一例
- 甲状腺全摘後、血液検査や画像検査で病期・リスクを評価
- 必要と判断された場合、甲状腺刺激ホルモン(TSH)を上げる準備(甲状腺ホルモン薬の一時中止、またはTSH製剤の使用)を行う
- 放射性ヨウ素(I-131)をカプセルや内服液で服用
- 数日間、放射線管理された病室で安静に過ごし、体外への放射線量が十分下がったところで退院
- 退院後も、定期的な血液検査・超音波・必要に応じた画像検査で経過フォロー
長期的な注意点
小児・若年者では、放射性ヨウ素治療により二次がんや白血病などがわずかに増える可能性が報告されています。
- 投与量は必要最小限に抑える
- 再投与の回数も慎重に検討する
- 長期にわたり、再発だけでなく他の臓器の健康状態もフォローする
といった配慮が重要です。
「予防」としての視点:放射性ヨウ素ではなく「被ばくを減らすこと」
ここでいう「予防」とは、新たな小児甲状腺がんをできるだけ増やさないという意味です。 そのために大切なのは、
- 原発事故などで環境中に放射性ヨウ素が放出された場合、行政の指示に従い、安定ヨウ素剤(ヨウ化カリウム)を適切に内服すること
- 不要な医療被ばくを避ける(小児へのCT検査などは、本当に必要な場合に限定する)
- 甲状腺にしこりや違和感がある場合、早めに小児科・内分泌科・耳鼻咽喉科で診察を受ける
などであり、放射性ヨウ素(I-131)を健康な子どもに予防目的で投与することではありません。
この記事の位置づけ
このページは、小児甲状腺がんに対する放射性ヨウ素治療(I-131内用療法)の役割と、
放射線被ばくから子どもを守るという意味での「予防」の考え方を整理したものです。
実際に放射性ヨウ素治療を行うかどうかは、
- 腫瘍の大きさ・転移の有無
- 年齢・将来の二次がんリスク
- 他の治療法とのバランス
を総合的に評価したうえで、甲状腺疾患に詳しいチームと相談して決めていく必要があります。
- OPC(オリゴメトリック・プロアントシアニジン)
- αーリポ酸
- コエンザイムQ10
- セレン
- ビタミンA(β-カロテン、レチノール)
- ビタミンC
- ビタミンE
- マリアアザミ
- カバノアナタケ
- 食物繊維
- スプラウト
- マイタケ
- ローヤルゼリー
- イソフラボン(大豆イソフラボン)
- 葉酸
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