サプリメント事典

-脱毛、薄毛-

脱毛、薄毛のための発毛育毛サプリメント

目次
  • 脱毛、薄毛の原因
  • 脱毛、薄毛の対策
  • 脱毛、薄毛に効果効能がある発毛育毛サプリメントサプリメント
  • サプリメント以外での予防改善

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関連情報

脱毛、薄毛の原因

男性型脱毛症(AGA)の原因は遺伝やストレス、老化、男性ホルモンのジヒドロテストステロンなどが考えられています。タイプは額から前頭部にかけてM字型に毛が後退していくM型と、頭頂部から円型に脱毛していていくO型の2つがあります。

いずれのタイプでも毛周期(毛髪の成長期・退行期・休止期)のサイクルを繰り返すうちに、その周期がしだいに短くなり毛が十分な硬さや太さまで成長できなくなります。

その結果、本数は変わらないのに毛が細いせいで、薄くなったように見えるのです。毛周期が短くなったことで脱毛も早くなり、やがて毛母細胞や毛乳頭が消滅して毛が生えなくなります。

脱毛、薄毛の原因は幾つかあります。
  1. 活性型男性ホルモンのジヒドロテストステロンが頭髪を作る毛母細胞を傷つけて脱毛、薄毛を起こしま す。ジヒドロテストステロンは酵素の5αリダクターゼが男性ホルモンのテストステロンに水素を結合させて 作りますので、5αリダクターゼが原因ともいえます。

  2. ストレスや自立神経失調症などが原因とされている円形脱毛症がありますが、この場合はお医者さんに相談した方が良いです。

  3. 汗やホコリで毛穴がつまると毛母細胞に栄養を送る毛細血管の血行が悪くなり、頭髪の発育に影響します。

脱毛、薄毛の対策

脱毛、薄毛の対策としては頭皮の血行促進と栄養補給、活性型男性ホルモンのジヒドロテストステロンの抑制などです。

脱毛、薄毛に効果効能がある発毛育毛サプリメント


サプリメント選びのワンポイント・アドバイス

イソフラボン(大豆イソフラボン)とカプサイシンを同時に摂取すると育毛に大きな効果があることを、名古屋市立大医学研究科の岡嶋研二教授、原田直明講師らのグループが実証しました。岡嶋教授は「一日に、小さじ二杯の唐辛子と半丁の豆腐を食べると効果が出る」としています。

髪の毛のもととなる毛母細胞は、ペプチド「IGF-1」によって分裂・増殖が盛んになる。岡嶋教授らは、カプサイシンとイソフラボンが、毛根の中のIGF-1を増加させる働きを持つことを、マウスを使った実験で突き止めました。

実際に薄毛や円形脱毛症の人31人に5ヶ月間、一日カプサイシン6ミリグラム、イソフラボン75ミリグラムを摂取してもらったところ、20人に育毛効果が認められた。実験とは別に12歳の重症円形脱毛症の少年が摂取すると、はっきりと効果が表れました

イチョウ葉とビタミンEは頭皮の血行を促進します。

ノコギリヤシは現段階では育毛効果の治験での立証はされていませんが、活性型男性ホルモンのジヒドロテストステロンの抑制効果がありますので、理論的には育毛の可能性はあるといわれてます。

フィーバーフューの有効成分パルテノリド(パルテノライド)には、男性型脱毛症の進行を抑える働きがあります。

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髪の発育には多数のビタミン・ミネラルが関係していますので、マルチビタミン・ミネラルを使うことで効率よく摂ることができます。

サプリメント以外での予防改善

常に頭皮を清潔に保ち、マッサージをして血行を促進しましょう。

また髪の毛を長時間強い紫外線にさらしたり、帽子やヘルメットを長時間かぶってると髪の成長に影響しますので注意が必要です。

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関連情報

脱毛治療薬のフィナステリド(プロペシア)

フィナステリド(プロペシア)の効果
外用育毛剤は、頭皮からしみ込ませ、血行を促進することで、髪の毛を作る毛母細胞を活性化するのが主流になります。これと異なる仕組みで作用するのが、飲む脱毛治療薬フィナステリド(商品名プロペシア)です。

男性の脱毛症の一因は、精巣などから分泌される男性ホルモンの一種、テストステロンです。このホルモンは、全身の骨や筋肉の成長を促しますが、髪の毛を作る毛母細胞では、酵素5α-リダクターゼによってジヒドロテストステロン(DHT)と呼ばれるホルモンに変わります。このジヒドロテストステロン(DHT)が、毛母細胞の働きを抑えるタンパク質を作るために、毛母細胞が死に、脱毛症が起きるのです。

フィナステリド(プロペシア)は、酵素の5α-リダクターゼの分泌を抑える働きがあります。アメリカの製薬会社メルクが、まず男性ホルモンによって進行する前立腺肥大症の治療薬として販売したのですが、脱毛を抑える効果にも注目して、開発しました。初の経口の脱毛治療薬として、すでに世界60か国以上で、使われています。

フィナステリド(プロペシア)の治験(臨床試験)
東京医科大学で20~50歳の男性を対象に、治験(臨床試験)が行われました。方法はフィナステリドの効果をプラセボ(偽の薬)と比べるやり方です。この薬を使った132人の頭頂部の写真を撮影して評価したところ、58%の人が脱毛症状があった部分に頭髪が増え、40%が現状維持でした。一方プラセボ(偽の薬)では、現状維持が70%でしたが、20%の人は脱毛が進みました。

この治験結果、ある程度効果がある外用育毛剤との比較は難しいが、眼に見えて頭髪量が増えるという意味では、フィナステリドの方が高い効果が期待できるそうです。

しかし、効果の程度は個人差がありますし、根本治療できず、服用をやめると脱毛が始まります。顕著な効果が期待できるのは半年までで、その後はあまり改善は見込めないそうです。フィナステリドは育毛剤としては、完璧な薬ではありません。

フィナステリドは保険が適用されず、医療費は全額自己負担です。またこの薬の処方は、男性に限定されています。アメリカ食品医薬品局は、妊娠中の女性が飲むと、胎児に先天異常などが現れる可能性があると、警告しています。

関連サイト AGA-news


イソフラボン(大豆イソフラボン)とカプサイシン併用の育毛効果


併用の育毛効果
イソフラボン(大豆イソフラボン)とカプサイシンを同時に摂取すると育毛に大きな効果があることを、名古屋市立大医学研究科の岡嶋研二教授、原田直明講師らのグループが実証しました。岡嶋教授は「一日に、小さじ二杯の唐辛子と半丁の豆腐を食べると効果が出る」といいます。

髪の毛のもととなる毛母細胞は、ペプチド「IGF-1」によって分裂・増殖が盛んになる。岡嶋教授らは、カプサイシンとイソフラボンが、毛根の中のIGF-1を増加させる働きを持つことを、マウスを使った実験で突き止めました。

実際に薄毛や円形脱毛症の人31人に5ヶ月間、一日カプサイシン6ミリグラム、イソフラボン75ミリグラムを摂取してもらったところ、20人に育毛効果が認められました。実験とは別に12歳の重症円形脱毛症の少年が摂取すると、はっきりと効果が表れました。


カプサイシンの効果効能
カプサイシンはカロテノイド(ファイトケミカル)の一種で、トウガラシの辛み成分です。
カプサイシンは交感神経を刺激して、アドレナリンの分泌を促進させ、エネルギー代謝を盛んにさせます。代謝が高まりますと、脂肪燃焼、疲労回復、体温の上昇などが盛んになりますので、冷え性や肩こり、ダイエットに有効です。カプサイシンはその他に健胃作用、殺菌作用などがあります。


イソフラボン(大豆イソフラボン)の効果効能
イソフラボン(大豆イソフラボン)はフラボノイド(ファイトケミカル)の一種で、ソラマメやエンドウマメなどのマメ科の植物、特に大豆に多く含まれています。イソフラボン(大豆イソフラボン)は女性ホルモンのエストロゲンと似た構造をしているので、「ファイトエストロゲン」とも呼ばれていて、閉経後の女性の健康を損なうことなく、維持してくれます。

イソフラボン(大豆イソフラボン)の主な働きは4つあります。
1更年期障害の緩和
2骨粗しょう症の予防
3心臓病や脳梗塞の予防
4乳がんや前立腺がんの予防


フィーバーフュー(ナツシロギク)に男性型脱毛症の進行を抑える効果


男性型脱毛症
原因は遺伝やストレス、老化、男性ホルモンなどが考えられています。タイプは額から前頭部にかけてM字型に毛が後退していくM型と、頭頂部から円型に脱毛していていくO型の2つがあります。

いずれのタイプでも毛周期(毛髪の成長期・退行期・休止期)のサイクルを繰り返すうちに、その周期がしだいに短くなり毛が十分な硬さや太さまで成長できなくなります。
その結果、本数は変わらないのに毛が細いせいで、薄くなったように見えるのです。毛周期が短くなったことで脱毛も早くなり、やがて毛母細胞や毛乳頭が消滅して毛が生えなくなります。

フィーバーフュー(ナツシロギク)
大阪大と医療用具開発会社が共同開発したサプリメントの主成分に、男性型脱毛症の進行を抑える働きがあることを、同大の冨田哲也助教らの研究チームがヒトの細胞を使った実験で確かめました。

この成分は、発熱などに効くとして古くから欧米で愛用されてきたハーブの一種フィーバーフュー(ナツシロギク)から抽出した「パルテノライド」。近年の研究で、がん転移や様々な炎症を引き起こす司令塔役のたんぱく質「NF―kB」に結びつき、転移や炎症を抑える働きがあることが分かっています。

研究チームは、この成分のリウマチや関節炎に対する作用を調べている最中に脱毛症への効果を見つけました。リウマチ患者に与えたところ、痛みが和らいだうえに「髪の毛が太くなったり、薄くなった頭頂部にうぶ毛が生えたりした」(冨田助教)といいます。

額の生え際や頭頂部の毛が薄くなる男性型脱毛症の原因物質は、男性ホルモンの一種「ジヒドロテストステロン」(DHT)とされる。DHTの生成には「NF―kB」がかかわっており、パルテノライドがその働きを抑えることで、脱毛症の進行が抑制されると研究チームはみています。

フィーバーフューの効果効能
フィーバーフューは、もともとヨーロッパの東南部のバルカン半島に自生していた植物です。和名は「ナツシロギク」で、可憐な花を咲かせ、葉は強い芳香性を放ち観賞用としても、人気のある植物です。欧州では昔から民間療法としてリウマチや生理不順、頭痛などに用いられていました。現在では片頭痛の予防改善に、用いられています。


男性型脱毛症(AGA)の育毛発毛剤「ミノキシジル」



男性型脱毛症(AGA)のメカニズム
男性型脱毛症は、ヘアサイクルの成長期が短縮し、太く硬い毛がだんだんと、あまり成長していない細く短い毛に置き換わっていくことで始まります(硬毛の軟毛化)。

通常なら5年くらい伸びる髪の毛が、成長期が1年、あるいはもっと短くなり、抜けてしまう。髪の毛が十分に成長しないので、毛根もあまり太く、深くならないうちに、休止期に入ってしまう。その萎縮した毛根から、3ヵ月くらい後に新しい毛が生えてきて、それが1年も経たないうちにまた抜けてしまう。そして、その繰り返しが続きます。

そうやって、毛根はどんどん萎縮し、細く短い、色素も少ない軟らかい毛が増えていき、だんだんうぶ毛状になってきます。そういった状態がさらに進むと、休止期から成長期に移行しない、つまり新しい毛を生やさない毛根も増え、結果的に、細く軟らかい毛の本数まで減ってしまいます。

なお男性型脱毛症は、一般的には、男性の前頭部、頭頂部に起きる変化と考えられています。しかし、女性に起きる薄毛、脱毛のなかにも、女性の体内にも少量ながら存在する副腎性の男性ホルモンの影響による「女性の男性型脱毛症」があるのではないかという見方が、最近出始めています。

ジヒドロテストステロンがおもな原因物質


このような男性型脱毛症のおもな原因は、「ジヒドロテストステロン」という物質であることがわかってきました。ジヒドロテストステロンは、男性ホルモンのテストステロンが5αーリダクターゼという還元酵素によって変換されてできる体内物質です。

男子は思春期を迎えると、体が筋肉質になり、声変わりをして、ヒゲや陰毛が生え、ペニスが大きくなって射精をするようになります。男性ホルモンのテストステロンは、こういった男性のいわゆる「男らしさ」を表現している物質で、おもに睾丸(精巣)で作られています。このようにテストステロンは、とくに男性の心身にとって大きな役割を果たしている体内物質です。

ただし、テストステロンをはじめとする男性ホルモンは、女性の体内にも少量ながら存在しますし、男性の体内にも女性ホルモンが少量存在します。

このテストステロンから、酵素5αーリダクターゼの働きによってジヒドロテストステロンが作られると、毛乳頭が萎縮し、毛母細胞の成長が抑制されます。そのために、先ほど説明した「硬毛の軟毛化」、つまり髪の毛が太く硬く成長する前に抜けてしまい、細く短い毛が多くなるという症状が進み、薄毛が目立つようになってきます。これが男性型脱毛症のおもな原因なのです。
男性型脱毛症(AGA)の治療は頭皮のケアを進めるとともに、ミノキシジルの使用による発毛の促進に、あわせて積極的に取り組むことが大切になります。

ミノキシジルとは
ミノキシジルは、もともとは1970年代に、高血圧症の患者さんの血圧を下げる薬として開発されました。しかし血圧を下げる効果はさほど見られず、全身の体毛が増えるという副作用があったために、実際の治療ではじきにあまり使われなくなりました。

製薬メーカーはこの「多毛」という作用に着目して、発毛薬として開発、販売をし直して、現在に至っています。当初は血圧を下げるために作られた薬で、未梢血管を広げる作用がありますので、使用すれば血流の改善が期待できます。加えて近ごろでは、この薬に、「毛乳頭細胞の増殖を促進する」「毛母細胞の退行を抑制する」などの作用があることがわかっています。

このミノキシジルという薬は、日本で市販されている「リアップ」「リアップレデイ」の主成分であり、アメリカで販売されている「ロゲイン」の主成分でもあります。違うのは主成分の濃度で、「リアップ」「リアップレディ」は1%濃度、「ロゲイン」は5%濃度および2%濃度(女性向けの「ウィメンズロゲイン」)です。このほかに外国では、12%濃度の商品を販売しているところもあります。

以上のような市販の育毛剤はいずれも塗り薬ですが、病院で治療薬として使用する場合は、塗り薬として用いる場合もありますし、飲み薬として使用するケースもあります。

ミノキシジルの副作用
塗り薬の濃度が高いほうが効果があがっていいだろうと思われるかもしれませんが、濃度が上がるほど、皮の荒れ(接触性皮膚炎)が生じるおそれが高まりますので、その点に気をつけなければいけません。

ミノキシジルのそのほかの副作用としては、まずもともと血圧降下剤として作られた薬ですから、使用中に血圧がある程度下がる可能性があります。また、高血圧の症状があり、現在何らかの血圧降下剤を使用している人では、血圧が下がりすぎてしまう可能性も考えられます。

実際には、ミノキシジルを塗り薬として使用してとくに血圧に影響が出ることはほとんどありませんが、高血圧、低血圧である人、心臓、腎臓などに障害がある人、体のむくみがある人は、慎重に使用する必要があります。

ごくまれに、朝起きたときに上まぶたにむくみを感じることがありますが、多くの場合、使用を続けるうちに、1週間程度で症状が消えるようです。また、とくに飲み薬として使う場含、体毛が増えるという副作用が見られます。

ミノキシジルによる治療の実際
ミノキシジルを使用すると、髪の毛が太くなり、長く伸びてくるのに加えて、休止期の毛根が成長期に移行して、新しい毛が生えてくることもあります。一般的には、どちらかといえば頭頂部の薄毛に効果的であるとされていますが、数年というレベルの長期間にわたって使用を継続すると、前頭部にも発毛効果が見られるケースがあります。

ミノキシジルによって発毛を促進するのは、「オフェンス」の治療と考えることができます。「ディフェンス」は相手の出方に応じてやり方を決めていくものですが、「オフェンス」はこちらから攻めるのですから、いろいろなタイプの薄毛、脱毛に対して、ミノキシジルの使用によって積極的に治療を進めていくことができます。


更年期による女性の薄毛脱毛にたいする治療法


40歳代、50歳代女性に起きる薄毛、脱毛の原因
40歳代、50歳代女性に起きる薄毛、脱毛は、基本的には加齢による脱毛が多いと考えられます。
私たち人間の心身の老化は、目立たなくても、20歳代のころから始まっています。それは男性も女性もそうですし、皮膚や髪の毛も、もちろん例外ではありません。髪の毛についていえば、思春期から20歳前後までは太く丈夫になっていきますが、それから後、20歳代半ば以降は、年をとるにしたがって、細くなり、コシやハリが弱くなり、伸びる速度も遅くなっていきます。

そういった変化は、徐々にではあっても、若いうちからずっと進んでいます。しかし髪の毛は、スピードが遅くなっても伸びてはいますし、20歳代から30歳代のころまでは、まだそれほど目立ったり、深刻なものになったりすることはあまりありません。

女性の脱毛は、頭頂部のツムジのあたりからしだいに薄毛が広がっていくのが、加齢による女性の脱毛に、よく見られるパターンです。

エストロゲンが急激に減少する更年期
40歳代、50歳代という年代に入ってくると、女性ホルモンの急激な減少など、ホルモンバランスの乱れによる心身の大きな変動が起きてきます。いわゆる更年期です。

女性ホルモンのエストロゲンは髪の毛の成長に深く関与しています。髪の毛の幹細胞の成長を促し、頭皮のコラーゲン量を増加させて髪にコシとハリを与え、血管拡張作用がありヘアサイクルにも延長をもたらすといわれています。おそらくはこうした女性ホルモンの減少などもかかわって、40歳代、50歳代になると、前髪が細く、少なく、頼りなさが目立ってくる女性が少なくありません。

加齢による女性脱毛は、おもに頭頂部で進行していくことが多いものです。しかし最近では、40歳代、50歳代女性の前髪が薄くなるのは、男性ホルモン変化の作用による男性型脱毛症が起きているケースもあるのではないかという見方がされ始めています。

40歳代、50歳代女性への発毛育毛治療
いずれにせよ、前頭部の髪の毛が頼りなくなってくると、たとえば前髪をアップにするようなスタイルがたいへんセットしづらくなります。「おかしいな」と感じて、鏡で見たり束ねてみたりすると、そのころにはすでに、前頭部以外の場所の髪の毛も、ある程度細く、少なくなっていますので、髪の毛が頼りなかったり地肌が透けたりするのが、あちこちで目につきます。

それで「自分の髪の毛にたいへんなことが起きている」と深刻に悩んで、専門医を訪れる。こういった成り行きが、薄毛に悩む40歳代、50歳代の女性の、一つの典型的なパターンといえます。この年代の女性ではとくに、「自分の髪の毛は、いつまでもあって当たり前」という気持ちが男性よりもずっと強く、それだけに、深刻に悩んでしまう人が少なくありません。

40歳代、50歳代女性の薄毛に対しては、多くの場合、ミノキシジルという発毛を促進する薬を中心として、その人の状況に応じた各種のビタミン・ミネラルなどを組み合わせたサプリメントなどをあわせて使用していく治療が有効です。

ミノキシジルは・発毛を促す薬剤です。体毛の増加などの副作用には気をつける必要がありますが、多くの人に効果をあげている薬です。ミネラルでは、とくに男性ホルモンが関与していると考えられる女性の脱毛の場合、亜鉛成分を多量に含むサプリメントが有効なことが多いようです。

また、スピロノラクトン(商品名アルダクトンA)という薬を使用することもあります。この薬の本来の作用は利尿や血圧降下ですが、女性ホルモンに似た働きをもつ薬剤としても知られているために、40歳代、50歳代女性の女性ホルモン減少に対する一種のサポート的な役割を期待してのことです。

同じように女性ホルモンに似た働きを持つイソフラボンも、女性の体に対して大切な働きをもつ物質として注目されています。

イソフラボンは大豆胚芽に多く含まれる物質で、食品では、大豆を素材として使った料理や、豆腐、納豆などから摂取できます。またイソフラボンをメインにした健康食品やサプリメントなども各種販売されていますが、その摂取最についてはいろいろと意見があり、とりすぎには注意が必要です。

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若い女性の脱毛薄毛にたいする発毛育毛治療



若い女性の薄毛の原因
20歳代をはじめとする若い女性の薄毛、脱毛は、さまざまな原因やきっかけによって引き起こされる可能性があります。まず、血流障害による脱毛で、ストレス過剰や生活状況が影響していると思われるケースが、かなり多く見られます。

実際の治療では睡眠時間の不足、不規則な睡眠、片寄った食事などを改めて、生活をできるだけ立て直すようにして、ストレスを解消したり和らげたりしていく工夫をすることによって、数ヵ月のうちに髪の毛が相当しっかりした状態を取り戻してくることが少なくありません。

薬による治療としてはやはり、ミノキシジルによる発毛促進、ビタミン、ミネラルなどになります。

若い女性によく見られる各種の脱毛薄毛の原因と治療

  • 頭皮のトラブルから薄毛、抜け毛へ
    若い女性で多く見られるのが、頭皮の荒れ、トラブル、疾患などが、結果的に薄毛や抜け毛につながっているケースです。毛穴周りのフケ、アブラから起こる細菌性の炎症(脂漏性皮膚炎)、ヘアケア用品(シャンプー、トリートメント、カラーリング、パーマなど)が合わずに頭皮を荒らしてしまつたり(接触性皮膚炎)、ストレス過剰が頭皮の荒れにつながることもあります。

    なるべく刺激の少ないシャンプーなどを選ぶとともに、シャンプーその他のヘアケアを実施するときに、できるだけ頭皮を傷つけないように気を配るよう習慣づけることで、かなりの場合、頭皮の状況は改善されます。
  • 過度のダイエットと薄毛、抜け毛
    不適切なダイエットによる脱毛などといったケースもあります。人間の毛やツメは皮膚の最外層にあたりますが、行きすぎたダイエットによって、その形成に不可欠な微量ミネラルが腸から吸収できなくなってしまうことがあります。

    そうすると、髪が伸びない、細くなる、ツメが伸びずに薄く軟らかくなる、皮膚がカサカサになる、といった状態に至ることがあります。そういった状況が続けば、抜け毛の増加や貧血などの症状が表れる場合もあります。
  • 出産後の一時的な脱毛
    出産を終えた後に、抜け毛が増えたり薄毛が目立ったりすることがあります。妊娠中は、お腹の子供に栄養を取られますが、妊婦の髪の毛は、出産準備のために分泌されるエストロゲン(卵胞ホルモン)などの女性ホルモンによって成長期が維持され、抜け毛が少なくなります。

    しかし出産後はホルモンバランスが通常の状態に戻り、成長期が維持されていた髪の毛がいっせいに休止期に入ってしまうために、出産後に一時的に抜け毛が多くなり、髪が薄くなってしまいます。通常は脱毛後3-4ヵ月の時期から徐々に回復し始めます。

    ときに別の理由による脱毛に移行してしまうケースもありますので、いつまでも改善しない場合には、医師に相談したほうがいいでしょう。
  • 卵巣機能の低下による脱毛
    さまざまな原因から、ホルモン分泌の減少、卵巣機能の低下が起きるケースが、20歳代、30歳代の女性でも増加しているといわれ、「卵巣機能低下症」「若年性更年期障害」などとも呼ばれています。

    女性ホルモンの減少、男性ホルモンの影響の強まりなどから、脱毛が起きるということも考えられます。

    卵巣機能の低下によって、月経不順、無月経、不正出血や、発汗、ほてり、冷え、イライラなど更年期障害と似た症状が出ることもあります。そのようなときには、婦人科医などを受診して、その治療を優先するようにしてください。
  • 甲状腺異常などの病気に伴う脱毛
    髪の毛が薄くなってきたことを心配して、皮膚科などの医療機関を受診し、そこで別の病気が見つかるというケースも案外見られます。

    比較的よくあるのが、甲状腺機能充進症、甲状腺機能低下症、甲状腺の炎症や腫れなど、甲状腺の病気です。バセドウ病や橋本病といった疾患が関連している場合もあります。また、鉄欠乏性貧血から薄毛や脱毛が起こることもあります。

    いずれの場合も、まずその病気の診断と治療について医師とよく相談し、しっかりと健康を取り戻すのがいちばん大切なことです。

    注意)橋本病では、甲状腺ホルモンの量が不足して、新陳代謝が低下し全てが老けていくような症状がみられます。無気力で頭の働きが鈍くなり、忘れっぽく、ひどくなると痴呆の原因の1つにもなります。寒がりで皮膚も乾燥してカサカサになったり、体全体がむくみ、髪も抜け、眠気がありボーッとして活動的でなくなります。
  • トリコチロマニア(抜毛症)
    自分の頭髪やまゆ毛などを、多くは無意識のうちに自分で抜いてしまう機械的脱毛症をいいます。小学生くらいまでの女子によく見られる症状として、以前から知られていましたが、最近は思春期以降や20歳代、30歳代の女性にも増えているようです。

    毛を抜くことを頻繁に繰り返してやめられないという人もいますし、たとえば読書をしながらなど、なかば無自覚に抜いている人もいるようです。利き手側の首筋の生え際、えり足の髪の毛が、きれいなラインを描いて抜けているといったケースもありました。

    ストレスなど精神的な背景がかかわり、そういったことから自分を守ろうとする防衡機制(無意識にストレスを解消する方法)の表れであることが多いと考えられます。患者さん本人との話し合いのなかから、その原因やきっかけとなっている心理的な要因を探していくことが、しばしば治療の手がかりになります。精神科を受診して治療することをおすすめします。


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女性の円形脱毛症にたいする治療



円形脱毛症
円形脱毛症は、病名のとおり、コインのように円形の脱毛が起きる病気です。脱毛の広さは、1センチ程度の小さなものから数センチに及ぶものまでさまざまです。1ヵ所だけでなく多発することもありますし、髪の毛だけでなく、まゆ毛やわき毛など全身の毛が抜けてしまうこともあります。

年代としては、子供から大人までどの年齢層でも見られますが、20歳代がもっとも多くなっています。女性だけの病気ではありませんが、患者数は女性のほうが約1.5倍多いといわれ、女性をたいへん悩ませる髪のトラブルの一つです。

次のようなタイプに人別されます。
・通常型(単発型、多発型)
・不整局面型(頭髪の生え際が帯状に脱毛。難治例が多い)
・全頭型(ほとんどの頭髪が抜ける)
・汎発型(頭髪とともに全身の毛が抜ける)


円形脱毛症の原因
円形脱毛症と聞くと「ストレスの病気」と思われることが多いようですが、円形脱毛症とストレスの因果関係を示す医学的なデータは、いまのところありません。しかし、カウンセラーなどからは、幼少のころから思春期、大人に至るまで、ストレスの多い状況になると円形脱毛症を繰り返してきた女性の事例が報告されています。

また、患者さんには、性格的に几帳面でまじめな人が多く見られることなどからも、ストレスは、円形脱毛症の見過ごせない誘因の一つであるといえるでしょう。

最近では、「自己免疫疾患」の一種という見方が有力です。人間の体には、細菌やウイルスなど外敵の侵入から自身を守る「免疫」機構があり、おもにリンパ球がその働きを担っています。円形脱毛症の人の脱毛した部分の頭皮を観察すると、毛根にリンパ球が集まり、毛根が萎縮しています。何らかの理由でリンパ球が、自分の体の一部である毛根を、「外敵」「異物」と間違えて攻撃して、髪の毛の成長が止められているようなのです。

円形脱毛症の治療法
円形脱毛症は、小さな1ヵ所の脱毛から、髪の毛がほとんど抜けたり、全身の毛が抜けるなど、症状はさまざまです。また、どういった症状に、どのような治療法が有効かについても、いろいろなケースが見られます。

以下は、一般的に比較的よく用いられている薬剤、治療法です。

・塩化カルプ□ニウム(フロジン液)
塗り薬・末梢血管の拡張作用。育毛剤「カロヤンガツシュ」(商品名)などの主成分。

・グリチルリチン
飲み薬。抗炎症・抗アレルギー作用。漢方薬として用いられるカンゾウから抽出した薬効成分。

・ステロイド
塗り薬、あるいは飲み薬。注射する場合もある。人間の副腎皮質という部位で作られる副腎性の糖質コルチコイドホルモン。毛根の炎症を抑える。

・セファランチン
塗り薬(セファランチンアルコール)、あるいは飲み薬。タマサキツヅラフジという植物から抽出したアルカロイド成分。

・ミノキシジル
塗り薬、あるいは飲み薬。発毛促進作用

・ドライアイス圧抵療法
雪状のドライアイスを固めたもので患部に刺激を与える。

・液体窒素療法
液体窒素を含ませた綿球で患部に刺激を与える。

・紫外線療沫
長波長の紫外線A波(UVA)を患部に照射して、リンパ球の異常な働きを抑える。

・局所免疫療法
薬を使って局所に人為的に皮膚炎(かぶれ)を起こし、その状態を維持しながら発毛を促進させる。

・免疫抑制剤
塗り薬、あるいは飲み薬。アトピー性皮膚炎の治療で好成績をあげ、円形脱毛症の治療効果も期待されている。

・低出カレーザー
脱毛部、あるいは頸部の神経節にレーザーを照射して、頭皮の血流をよくする。


円形脱毛を見つけたら早めに皮膚科へ
頭部に円形の脱毛を見つけたときには、早めに皮膚科医などに相談するようにしてください。治療を始めるのが早いほど、症状を効果的に抑えることが期待できます。日常生活では、睡眠をなるべくよく取り、バランスのいい食事に努め、心身のストレス緩和の工夫を心がけましょう。

円形脱毛症の場合はとくに、どんな治療法が効果的かは、人によってさまざまです。また、治療にかなり時間がかかることもあります。医師とよく相談しながら、根気よく治療に取り組んでください。



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円形脱毛症の局所免疫療法



円形脱毛症の原因
円形脱毛症は頭髪などに円形に脱毛をきたす病気で、原因は未だにはっきりとしていません。各年齢層に起こり、男女差はほとんどありません。

通常はウイルスや細菌と戦う仕事をしているリンパ球という免疫細胞が、自分の毛包を攻撃してしまう事で起こります。多くの場合は自然に治癒しますが稀に難治化し、頭髪だけでなく、まつげや眉毛その他全身の体毛を侵すこともあります。難治化した場合は膠原病(こうげんびょう)や甲状腺疾患などの全身性疾患の検査が必要な場合もあります。


円形脱毛症は、症状によって以下のように分類されています。

● 単発型
いわゆる10円はげというタイプで、放置しておいても3ヵ月から半年で自然に治ります。ただし稀に重症なタイプに移行する事があります。ステロイドの外用や局所注射・紫外線療法などで治療すると早く治ります。
● 多発型
10円はげが頭髪などに2個以上出現するタイプで、単発型に比べると治療が難しい事が多いようです。治療は単発型の治療に加えて、局所免疫療法を行うことがあります。

● 急速進行型
急激に全頭の毛髪あるいは全身の毛が、抜けてしまうタイプで、短期間に全頭の毛がぬけてしまいます。このタイプは全て抜けてしまったあと、しばらくすると自然に発毛して治癒する事が多いのですが、全ての毛が一旦抜けてしまうので、患者さんの精神的ショックは大きいです。そのため少しでも抜け毛を減らすために、ステロイドの内服を行う治療を選択する事が多いです。

● 蛇行型(Ophiasis型)
側頭部から後頭部に蛇行状に、脱毛が拡がるタイプで慢性に経過し、あらゆる治療に抵抗します。ステロイドの局所注射、局所免疫療法が有効な場合があります。

● 全頭型・汎発型
慢性的に全頭あるいは眉毛・まつげまでもが抜けてしまいます。ひどい場合は全身の毛が抜けてしまいます。ステロイドの内服は効果的ですが、中止すると再発してしまう事が多く、あまり良い治療法ではありませんが、場合によってはステロイド内服をパルス療法という方法で行う場合があります。一般的には局所免疫療法が適応されます。ステロイドの局所注射を併用する事もあります。


円形脱毛症の局所免疫療法
慢性期の多発性~全頭型円形脱毛症に適応がある、世界標準といえる治療法ですが、残念ながら日本では保険適応の認可が下りていないので、自費診療になります。

頭部にかぶれを起こさせることにより、発毛を促すという原理を利用します。


局所免疫療法の原理
SADBE(squalic acid dibutyl ester)もしくはDPCP(diphenylcyclopropenone)という物質は自然界には存在しない化学合成試薬です。

この物質は健常な人間が触れると、必ずかぶれるという特徴を持っています。円形脱毛症は、自分の毛根を自分のリンパ球が攻撃することが原因で、発症する病気です。かぶれを起こさせることによって、この自分を攻撃するリンパ球に対して、かぶれを抑制する別のリンパ球を呼び寄せます。結果として自分を攻撃するリンパ球の作用を抑制して、発毛を促すという薬剤です。

局所免疫療法の施術法
SADBEもしくはDPCPの2%溶液を、頭部の脱毛部に貼りつけます。およそ48時間後にはがして、通常通りシャンプーや石鹸で洗い流します。この時点では何も起こっていません。

48時間のうちに耐えられないかゆみが出現したときは、無理をせず早めにはがして、処方されているローションを塗ります。1~2週後同部が赤く腫れてきます。これでリンパ球が、SADBEもしくはDPCPを嫌いと覚えたことになり、この状態を感作成立といいます。

2~3週後より頭部全体に、SADBEもしくはDPCPを塗ります。通常2万分の1という低濃度から外用を開始し、徐々に濃度を上げていきます。少しうすら痒い、少しフケが出る、頭皮がうっすら赤みを帯びるくらいがちょうど良い濃度です。濃度が決定したら2~3週に1度塗布を繰り返します。効果判定は濃度が決まってから1~2ヶ月後に行います。

発毛が認められる場合は、治療を継続します。毛髪が生えそろったら、徐々に外用回数を減らしていきます。治療中、急激な脱毛の再燃が見られた場合、症状により短期ステロイド全身投与を行う場合があります。

予想される副作用とその対策
頭皮のかぶれが強すぎた場合、ステロイドの外用剤を一日数回、塗布します。かゆみが顔面全体や全身に拡大した場合は、ステロイド内服も併用します。アトピー性皮膚炎を持っている場合、このような反応が起こる確率が、一般の人より高い傾向にあります。

じんましんが軽症の場合は、抗ヒスタミン薬の内服を併用してコントロールしながら外用を続けます。

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