サプリメント事典

-ノコギリヤシ-

ノコギリヤシ

ノコギリヤシの効果効能

ノコギリヤシは北米に自生する、高さ1mほどのヤシ科の植物で、葉にノコギリの歯のようなギザギザがあるために、このような名前が付けられました。ノコギリヤシは現在、欧州やニュージーランドなどでは前立腺肥大の治療薬品として活用され、中国では古くから漢方薬として用いられてきました。



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コギリヤシの効果は治療薬と同じ

ノコギリヤシの治験は多数行われており、その結果は治療薬と同じ効果が有ることが証明されています。総合的に結果を見てみると、治験に参加人の3人に2人は症状の改善がみられ、だいたい4~6週間ほどで効果が現れています。

そのうえノコギリヤシには治療薬にみられるような、副作用がありません。その副作用とは、前立腺特異抗原値(PSA値)が治療薬ですと下がってしまいますが、ノコギリヤシですと下がらないのです。

前立腺がんを発症すると、この前立腺特異抗原値(PSA値)の数値が下がるのです。このため前立腺がんの有無の判定は、前立腺特異抗原値(PSA値)を使っています。前立腺特異抗原値(PSA値)が下がってしまうと、前立腺がんを見落とす危険があるのです。


ノコギリヤシの治験

フランスでノコギリヤシと、治療薬のプロスカー(成分名フィナステリド)の治験が行われました。結果はノコギリヤシは、プロスカーと同じ治療効果があるうえ、副作用がありませんでした。プロスカーの副作用は先ほど述べました、前立腺特異抗原値(PSA値)の数値の低下と、多少の性機能障害でした。

オランダではノコギリヤシと、治療薬のタムスロシンの治験が行われ、結果は共に同じ効果を示しましたが、やはりノコギリヤシの方には副作用がありませんでした。


ノコギリヤシの脱毛、薄毛の効果

治療薬のプロスカーは男性ホルモンのテストステロンを活性型男性ホルモンのジヒドロテストステロンに変える5αリダクターゼ酵素を抑制することで、前立腺肥大を阻止しますが、ノコギリヤシも同じ仕組みで前立腺肥大を改善させると考えられています。

脱毛、薄毛の原因もこの活性型男性ホルモンのジヒドロテストステロンですので、ノコギリヤシにも脱毛、薄毛に対して有効に働くと推測せれました。このため世間一般では「ノコギリヤシは脱毛、薄毛に効果がる」とされていますが、現時点では治験による証明せれていませんので、あくまでも理論的な推測に留まっています。

改善が期待できる症状

頻尿

ノコギリヤシの有効成分

オクタサノール ステロール

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ノコギリヤシの飲み方

ノコギリヤシのサプリメントは牡蠣などの亜鉛を含んだ食品と一緒に飲むと効果が高まります。効果が現れるのは服用をはじめてから4~6週間後です。

外国では医薬品として利用されているほど薬理作用が強いので過剰摂取に注意して、お医者さんや専門家とよく相談して利用してください。


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