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-関節痛人工股関節の極小侵襲(しんしゅう)手術-

関節痛・人工股関節の極小侵襲(しんしゅう)手術

従来の人工股関節手術


高齢化社会が進むにつれて、骨盤と大腿骨をつなぐ股関節の軟骨がすり減って痛みが出たり、歩行困難になったりするお年寄りが増えています。症状が悪化すると、人工股関節を入れなくてはなりませんが、入院が1~2ヶ月かかり、お尻の横に15~20センチの傷が残るので、特に女性には抵抗があります。また傷が大きいと、感染症にかかりやすくなります。

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人工股関節の極小侵襲(しんしゅう)手術


このためアメリカで開発されたのが、「極小侵襲(しんしゅう)手術」です。手術の方法は、まず従来の半分以下の6~8センチほどを切開をします。そして、その奥の筋肉、じん帯へと切り進み、股関節を露出させてから、金属の人工股関節を埋め込みます。

小さな切開部を通して手術をしますので、人口股関節を埋め込む穴を開けたり、骨を削ったりするための特別な医療器、具約10種類を使用します。手術時間は従来に比べて、30分ほど長くなりますが、患者の平均入院期間は13日と、従来の半分以下です。

手術後3日ほどベッドで安静にするのが一般的でしたが、極小侵襲手術では当日か翌日から歩行器を使って起き上がれて、痛みも少ないそうです。手術後、血液の塊ができて血管を詰まらせる肺塞栓や貧血などの合併症が心配されますので、早期に退院するには、薬を飲むなどして予防しなくてはなりません。

この手術は切開部が小さく、手術中の視野が狭いために、股関節の変形が大きい患者の方への治療が出来ない場合がありますが、人工股関節が必要な人の9割に対応できるそうです。

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関係医療機関

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