サプリメント事典

-サメ軟骨-

サメ軟骨

サメ軟骨の効果効能

サメの軟骨にはコンドロイチンカルシウムを多く含んでいて、骨の形成や関節痛に有効とされています。サメの軟骨の成分のコンドロイチンは人体の目の角膜や関節、心臓弁などに存在して、水分の調整をする重要な役割を果たしています。

サメの軟骨はがんの増殖を抑えると評価を、一時受けていましたが、アメリカの国立がん研究所(NCI)が治験を行ったところ、この評価は否定されました。


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サメ軟骨のコンドロイチンの効果

コンドロイチンは角膜やじん帯、血管壁など弾力性のあるところに存在し、特に豊富に存在するのは関節の軟骨部分です。コンドロイチンは「ムコ多糖類」の仲間で、「アミノ糖」がたくさんつながったポリマー構造の分子です。コンドロイチンの効果は主に、関節炎を予防して改善することです。

サメ軟骨のコンドロイチンが関節炎を予防改善

関節には骨と骨をスムーズに回転させるために、骨と骨の間に軟骨があり、これがクッションの役割をします。

しかし加齢や激しいスポーツなどにより、この軟骨が磨耗して少なくなると直接、骨と骨がぶつかり痛みが走ります。これが変形関節炎の仕組みです。コンドロイチンは、この軟骨の主要成分なのです。

非ステロイド性抗炎症薬のアスピリンやイブプロフェンなどは、関節炎に対し一時的には有効ですが、常用すると症状の進行を抑えられないうえに、副作用がでます。

これに対しコンドロイチン単独またはグルコサミンとの併用で、ほとんど副作用なしで炎症の予防と改善が期待できます。

サメの軟骨はがんの増殖を抑える?

「サメはがんにかからない」、「サメ軟骨の主成分であるコンドロイチンには、がんの血管新生を抑える働きがある」などと評判がでて、がんの代替治療にサメの軟骨が、盛んに使用されました。

がんの血管を新しく作らせないことが、なぜそんないに大事かといいますと、がん細胞が増殖するのに必要な酸素と栄養素を供給するのが、血管だからです。血管を作らせないことが、がんの予防になるのです。

カナダのエテルナ・ゼンタリス社(バイオ企業)から、サメの軟骨を原料に、血管新生を抑える物質として「ネオバスタット(AE-941)]」と呼ばれる、抗がん剤が発売されたほどです。

このためアメリカの国立がん研究所(NCI)は、「サメ軟骨のがん抑制効果」の真偽を調べるため、2000年から2006年の7年間にわたり、フェーズⅢと呼ばれる大規模な治験を行いました。

この信頼性の高い治験の結果、「サメ軟骨の抗がん効果」は否定されました。

なぜここまでサメ軟骨が、がんに有効とされた理由は、試験管で培養されたがん細胞に、サメ軟骨のエキスを直接与えると、ある程度抑えることが、できたからです。

しかし人間を対象とした治験によって、これは完全に否定されましたので、サメ軟骨のがん効果の宣伝には、注意してください。

改善が期待できる症状

関節痛 腰痛

サメ軟骨の有効成分

コンドロイチン カルシウム

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サメ軟骨の飲み方

消化しずらい物ですので、胃の悪い方は注意してください。


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