サプリメント事典

-銅-

銅の効果効能

銅は人体のさまざまな酵素や物質の構成成分として、重要な役割を果たしています。銅はの体内の吸収と利用に深く関わっていますので、銅を摂取すると貧血の解消になります。銅は不足すると皮膚や軟骨、血管を形成するタンパク質が十分に生産できないので、血管が切れやすくなたり、骨粗しょう症、骨と関節の異常を発生させます。また銅は抗酸化物質の成分となって、活性酸素から人体を守ってくれます。


スポンサードリンク


銅の貧血への効果

銅は鉄と深い関係がある、ミネラルです。もともと鉄は、腸からの吸収が悪いミネラルですが、銅が鉄の吸収を助けてくれます。また鉄から赤血球のヘモグロビンを合成する時、銅を含んだ酵素が重要な働きをします。

このように銅が不足すると、鉄の吸収が悪くなるうえに、鉄からのヘモグロビンの合成がすすまずに、貧血の原因となります。

銅がつくる酵素の働き

銅が構成成分になっている酵素には、メラニン色素をつくる酵素チロシナーゼがあります。メラニン色素は、紫外線によって皮膚の内部に発生した活性酸素を、吸収して無毒化してくれます。このように紫外線から皮膚を守ってくれるメラニン色素をつくるのが、銅を含んだ酵素チロシナーゼなのです。

骨や軟骨、皮膚、血管などに弾力を与えるのが、コラーゲンやエラスチンなどのタンパク質です。コラーゲンやエラスチンの生成にも、リシルオキシダーゼと呼ばれる銅を含んだ酵素が必要となります。

銅を含んだ酵素リシルオキシダーゼは、骨粗しょう症や関節痛を予防し、皮膚を守り、血管に弾力性を与え動脈硬化を防いでくれているのです。

銅の抗酸化効果

がんや老化の原因になる活性酸素から、細胞を守る抗酸化物質のなかで、最も強力なのがスーパーオキシドディスムターゼ (SOD)です。スーパーオキシドディスムターゼ の材料が、亜鉛やマンガンとともに、銅なのです。

銅はスーパーオキシドディスムターゼ (SOD)の構成成分として、がんや老化から細胞を守ってくれています。

改善が期待できる症状

貧血 美肌 関節痛 骨粗しょう症 動脈硬化 がん

銅が含まれる食品

カキ(牡蠣) ナッツ クルミ レバー ゴマ

スポンサードリンク


銅の飲み方

1日1mgを目安に食後に服用してください。上限は10mgです。


スポンサードリンク


↑ ページトップ