重症ぜんそくの新しい治療:オマリズマブ(ゾレア?)
オマリズマブとは
オマリズマブ(商品名ゾレア?)は、IgEというアレルギーに関わる抗体に結合して働きを抑える、
注射タイプの「抗体医薬(生物学的製剤)」です。
通常の吸入薬や内服薬だけではコントロールが難しい重症のアレルギー性ぜんそくなどを対象としています。
スポンサードリンク
対象となる患者さん
具体的な適応は医師が判断しますが、一般的には次のような条件が組み合わさります。
- 吸入ステロイド薬+長時間作用型β2刺激薬などの標準治療を十分に行っても、 発作や症状が頻繁に出る
- 血液検査でIgE値やアレルゲン感作(ダニ・ハウスダストなど)が確認され、 「アレルギー性ぜんそく」と診断されている
- 年齢や体重、IgE値が適応範囲に入っている
どのように投与する?
オマリズマブは、2?4週間に1回、体重とIgE値に応じた量を皮下注射します。
効果が現れるまでには数週間?数か月かかることがあり、
十分な期間、通常の治療と併用しながら経過を見ていきます。
期待される効果
- 発作(ぜんそく発作・夜間症状)の減少
- 救急受診や入院の回数減少
- 経口ステロイド薬の減量
- 日常生活や運動、仕事・学業の制限が少なくなる
副作用・注意点
- 注射部位の痛み・腫れ・赤み
- 頭痛・関節痛・疲労感
- まれにアナフィラキシー(重いアレルギー反応)が報告されているため、 投与後は一定時間、医療機関で様子を見る
この記事の位置づけ
このページは、オマリズマブ(ゾレア?)という新しい治療の概要を説明するものであり、
具体的な適応の有無は、呼吸器内科・アレルギー専門医などが個々に判断する必要があります。
自己判断で薬を中止したり変更したりすることは、ぜんそくの悪化や命に関わる危険につながります。
スポンサードリンク
関係医療機関
関連ページ
- アレルギー症状「アナフィラキシー」の自己注射薬
- IgA腎症の「扁桃(へんとう)切除とステロイド剤投与」の併用治療
- アトピー性皮膚炎の症状を緩和する乳酸菌「ラクトバチルス・アシドフィルス L-92株」
- スギ花粉症の早期治療法
- 食物アレルギーを食べて治す 「経口免疫療法」
- 花粉症の「舌下減感作療法」
- 乳幼児アトピー性皮膚炎のスキンケア
スポンサードリンク