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-自己血成分(フィブロネクチン)点眼による角膜治療-

自己血成分(フィブロネクチン)点眼による角膜治療

角膜と治りにくい傷

角膜は、黒目の表面をおおう透明な膜で、外界からの光をきれいに通す重要な部分です。
ドライアイ・コンタクトレンズによる障害・手術後・化学物質の刺激などで、
角膜の表面(上皮)が傷ついて剥がれ、なかなか治らないことがあります。


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フィブロネクチンとは

フィブロネクチンは、血液や組織中に存在する接着性のたんぱく質で、
細胞が足場にくっつき、傷を修復していく過程を助ける役割を持っています。
角膜上皮が再生する際にも、このフィブロネクチンが重要な働きをすると考えられています。

自己血成分点眼の考え方

自己血成分点眼は、患者さん自身の血液からフィブロネクチンなどを含む成分を抽出し、
点眼液として角膜に直接届ける治療です。

  • 自分の血液由来の成分を使うため、アレルギーや感染のリスクを低く抑えやすい
  • フィブロネクチンをはじめとする血液中の成長因子が、角膜上皮の再生を助けることが期待される

治療の対象となる例

  • 通常の点眼薬(ヒアルロン酸など)だけではなかなか治らない角膜上皮欠損
  • 難治性のドライアイ・角膜上皮障害
  • 手術後や外傷後で、角膜表面の修復が遅れているケース

注意点

  • 採血・調整・保管などに専門的な手順と設備が必要で、行える医療機関は限られている。
  • 保存期間・保存方法に制限があり、安定した品質管理が重要。
  • あくまで角膜表面の治癒を助ける補助的な治療であり、原因そのものの治療と組み合わせる必要がある。

この記事の位置づけ

このページは、自己血成分(フィブロネクチン)点眼による角膜治療の考え方を紹介したものです。
実際の適応や具体的な手順は、医療機関ごとに異なります。
角膜の傷がなかなか治らない・ドライアイが重症で困っている場合には、
まず一般的な治療を受け、その上で専門医と相談しながら治療の選択肢を検討していくことが大切です。


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関係医療機関

山口大病院眼科

国立病院機構・東京医療センター

眼科三宅病院

宮田眼科病院


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