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-不眠・睡眠時無呼吸症候群(SAS)-

睡眠時無呼吸症候群(SAS)

睡眠時無呼吸症候群とは


睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中、のどの上気道がふさがり、呼吸が10秒以上止まる状態(無呼吸)が、1時間に5回以上起きる症状をいいます。患者は全国で推定200万人を超えています。

深い睡眠がとれないため、日中の眠気や疲労につながり、事故も起こしやすいです。肥満によって脂肪で気道が狭くなることが主な原因とされていますが、近年、肥満以外にも高血圧、糖尿病などの生活習慣病と密接に関係することが分かってきています。

睡眠時無呼吸症候群は、生活習慣病と併発する場合が増えており、生活習慣病の引き金になることもあります。循環器科や産婦人科などでも、高血圧や流産の原因として、この症候群が見過ごせなくなってきています。

このため日本睡眠学会は、開業医などへの睡眠障害の診療知識の普及に努めるとともに、かかりつけ医からの紹介を受ける睡眠医療専門機関の認定を2003年に始めています。

自宅で簡易検査を受けることもできます。睡眠時に呼吸が止まると、血液中の酸素量が減る。日本メディカル総研が行う宅配方式の検診は、この血中酸素量を測る腕時計型の装置「パルスオキシメーター」を一晩装着し、同社に返送するだけで結果が出ます。

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睡眠時無呼吸症候群の治療法


治療の主な方法の一つが、気道がふさがらないよう、加圧した空気を鼻へ送り込む装置「CPAP(シーパップ)」を身につけて眠る治療です。自宅で実施でき、専門医療機関では約3分の2の患者が、この治療を受けています。ただ、CPAP療法が保険適用されるのは、無呼吸が1時間に20回を超す中程度以上の患者に限られています。

それより軽い場合は、気道を広くするため、睡眠時に、あごを前にずらすマウスピースに似た装置を口にはめます。また、鼻づまり(鼻閉)、へんとう肥大によって無呼吸が起きている場合、外科的手術を優先する例もあります。

こうした治療で、深い睡眠がとれるようになり、症状は改善します。これに加え、運動と食事を組み合わせ、根本原因の肥満解消を目指します。

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関係医療機関

愛知医大病院

関連サイト

日本睡眠学会

不眠症に効果効能があるサプリメント


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