サプリメント事典

-バレリアン-

バレリアン

バレリアンの効果効能

バレリアンは和名ではセイヨウカノコソウと呼ばれ、ヨーロッパや日本で昔から睡眠薬として使用されてきました。バレリアンは睡眠障害を改善するだけでなく、不安をやわらげてストレスを緩和する働きがあります。

不眠治療に使われるトリアゾラム(ハルシオン)などですと、睡眠薬を使用した翌朝ひどい疲労感におそわれたり、服用を断続すると習慣性がついて薬なしでは眠れなくなったり、薬の耐性ができて服用量を増やさないと効かなくなるなど、副作用や欠点がありますが、バレリアンには大きな副作用はありません。


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バレリアンのリラックス効果

バレリアンの有効成分は吉草酸や吉草酸トリエステル、アルカロイドなどです。バレリアンが脳をリラックスさせる仕組みは、これらの有効成分の相乗作用により、脳の伝達物質で興奮を抑える役割をする、ギャバ(γーアミノ酪酸)を増やすことによって、効果を発揮させると推測されています。

実際の動物実験では、バレリアンが動物の神経細胞から、ギャバの放出を促進させることが確認されています。

バレリアンの睡眠に対す治験

1982年にアメリカでバレリアンの治験が行われました。治験開始直後から睡眠の改善がみられ、バレリアンの有効性が証明されました。

また1996年にドイツでもバレリアンの治験が行われて、ここでもバレリアンの有効性が立証されました。しかしドイツでの治験では、バレリアンの効果があらわれたのは、2週間後でした。

このようにバレリアンの効果に差がでたのは、品種間での成分バランスの違いによるものと、考えられています。バレリアンには250もの品種があり、アメリカで使われている品種は、「バレリアン・オフィシナリス」です。

改善が期待できる症状

ストレス 不眠症

バレリアンの有効成分

吉草酸  吉草酸トリエステル アルカロイド

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バレリアンの飲み方

1日300mg~400mgを目安に就寝1時間前に服用してください。

副作用は有りませんが過剰に摂取するとまれに、頭痛、めまい、かゆみ、胃腸障害をおこします。また他の薬との併用はまだ研究せれてませんので、他の薬との併用はしないで下さい。


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