ツキミソウ油(イブニングプリムローズ油)とアトピー性皮膚炎・花粉症
ツキミソウ油とは
ツキミソウ油(イブニングプリムローズ油)は、ツキミソウの種子からとれる植物油で、
γ-リノレン酸(GLA)を多く含むのが特徴です。
GLAは体内で抗炎症作用をもつプロスタグランジンの材料になると考えられています。
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アトピー性皮膚炎との関係
アトピー性皮膚炎の患者さんでは、皮膚のバリア機能や脂質代謝に関わる酵素の働きに
偏りがあり、その結果GLAが不足しやすい可能性が指摘されています。
イブニングプリムローズ油を補うことで、
- 皮膚の乾燥・かゆみ・赤みなどがやや軽くなったという報告
- 一方で、明らかな差が出なかった試験もある
など、効果にばらつきがあることが研究から分かっています。
現在のガイドラインでは、ステロイド外用や保湿などの標準治療が基本であり、 ツキミソウ油は「補助的な選択肢」に位置づけられます。
花粉症との関係
GLAは、炎症物質のバランスに関わるため、 アレルギー性鼻炎・花粉症の鼻づまり・目のかゆみなどを和らげる可能性があるとされていますが、 人での研究はまだ限られており、明確な結論は出ていません。
主な副作用・注意点
- 胃の不快感・軽い吐き気・軟便
- まれに頭痛やめまい
- てんかん・けいれんの持病がある人では、用量によって発作リスクが指摘されている
- 抗凝固薬(血液をサラサラにする薬)使用中は、自己判断で多量にとらない
とり入れるときのポイント
- まずは皮膚科・耳鼻科での標準治療が優先
- 2?3か月続けても全く変化がなければ、いったん見直す
- 子どもに使う場合は、必ず主治医と相談する
この記事の位置づけ
このページは、ツキミソウ油(イブニングプリムローズ油)とアトピー性皮膚炎・花粉症との関係を整理したものであり、 標準治療を置きかえることをすすめるものではありません。
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