スプラウト(スルフォラファン)
スプラウトの効果効能
スプラウトは植物の新芽のことで、特にブロッコリーなどのアブラナ科のスプラウトに含まれているスルフォラファン(ファイトケミカル)は、優れた効果を発揮します。スルフォラファンは発がん物質を細胞に侵入するのを防ぎ、体内の解毒酵素を活性する働きがあります。その他にスプラウトに含まれているスルフォラファンは抗酸化、免疫力アップ、新陳代謝の向上などの効果があります。
ブロッコリーの新芽(ブロッコリースプラウト)には、発芽3日目程度で、成熟したブロッコリーの20-50倍のスルフォラファンが含まれています。
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スプラウト(スルフォラファン)のがん予防効果
人の体には、体内に取り込まれた発癌物質を無毒化し、体外に排出する解毒酵素(第2相酵素)が存在します。スルフォラファンには、その解毒酵素の生成を活性化する働きがあります。
スプラウト(スルフォラファン)のピロリ菌殺菌効果
スルフォラファンには、胃がんの原因の一つといわれているピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)の殺菌効果が報告されています。
研究結果から、胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍の患者から摂取した48株のピロリ菌全てに対して、スルフォラファンは制菌・殺菌効果があることが発見されました。抗生物質の耐性を持った菌株でも、殺菌効果がみられました。
また、別の臨床試験によって、スルフォラファンを多く含む発芽3日目のブロッコリースプラウトを、2ヶ月食べ続けたピロリ菌感染者で、菌の減少が確認されています。
スプラウト(スルフォラファン)の抗酸化効果
スルフォラファンの抗酸化作用は、ビタミンCやビタミンEといった代表的な抗酸化物質とは異なり、長時間作用し続けるという特徴を持ちます。
ビタミンCが摂取後数時間でその効果を失うのに対し、スルフォラファンの効果は、約3日間持続することができるのです。
これは、スルフォラファンが抗酸化力を持つわけでなく、スルフォラファンが抗酸化酵素の生成を促すという、間接的な働きをするためです。
スプラウト(スルフォラファン)による新陳代謝の活性
スルフォラファンは体内に摂り込まれると、抗酸化酵素の生成を促進します。これによって、スルフォラファンは、抗酸化物質であるグルタチオンの生成を促します。
このためグルタチオンを、損失することなくDNA合成の材料として使うことができます。この結果、細胞分裂が活性化され、新陳代謝を上げることができるのです。
改善が期待できる症状
がん 胃の痛み(胃潰瘍)スプラウトの有効成分
スルフォラファン カロチノイド(ファイトケミカル) フラボノイド(ファイトケミカル)スポンサードリンク
スプラウトの飲み方
スプラウトのサプリントを飲む時は大豆レシチンと一緒のほうが吸収率が高まります。またスプラウトは薬理作用が強いので、医薬品を服用している方はお医者さんと相談してください。スポンサードリンク