サプリメント事典

-セントジョーンズワート-

セントジョーンズワート

セントジョーンズワートの効果効能

セントジョーンズワートはオトギリソウ科の多年草で和名は「セイヨウオトギリソウ」で、学名は「ハイペリカム」です。セントジョーンズワートはアメリカでは抗うつ効果ストレス緩和の効果があるので、「サンシャインサプリ」と呼ばれています。


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セントジョーンズワートの抗うつ効果

1996年ドイツでセントジョーンズワートの有効成分の「ハイペリシン」と、抗うつ薬との比較判定が行われました。

その結果セントジョーンズワートは、一般に使われている抗うつ薬のアミトリプチンやイミプラミン、プロザックと比較して、同等の効果があり、抗うつ薬と比べて副作用が無く、安全性が高いことが証明させました。

通常使われている、抗うつ薬SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)には副作用があります。主な副作用は性欲減退、性的障害、吐き気、不安、暴力などです。

このためセントジョーンズワートのドイツでの抗うつ薬としての使用頻度は、全体の約70%と高くなっています。

セントジョーンズワートのうつ病への効果の仕組み

うつ病の原因との1つとして、脳内興奮伝達物質のセロトニンの不足があげられます。これは脳細胞から放出された興奮伝達物質が、再び脳細胞に取り込まれてしまうため、セロトニンが不足するのです。

うつ病治療で使われている、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)のパキシルやルボックス、プロザックは、このセロトニンの脳細胞への再取り込みを阻止して、セロトニンの不足を防ぐのです。

セントジョーンズワートの有効成分「ハイペリシン」は、SSRIと同じようにセロトニンの再取り込みを阻害して、うつ病を改善します。そして先ほど述べたように、セントジョーンズワートがSSRIよりすぐれている点は、副作用が無いことなのです。

改善が期待できる症状

うつ病 ストレス

セントジョーンズワートの有効成分

ハイペリシン ヒペルフォリン ルチン ヒペロサイド

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セントジョーンズワートの飲み方

1回300mgのセントジョーンズワートを、1日3回食間に服用してください。

セントジョーンズワートは、心臓病のジゴキシン、経口避妊薬のエチニルエストラジオール、抗凝固剤のワルファリンと併用しないこと、さらに抗うつ剤のフルボキサミンやミルナシプランとの併用も避けてください。

妊娠、授乳中の女性これから妊娠予定の女性も服用は避けてください。

セントジョーンズワートは単独で使用した場合は副作用はありませんが、薬理作用が強いので、使用する時は専門家やお医者さまと良く相談してから使用してください。服用して副作用が出たらすぐに使用を中止してください。


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