サプリメント事典

-ローズヒップ-

ローズヒップ

ローズヒップの効果効能

ローズヒップは欧州のロサ・カニタと呼ばれる野バラの果実で、ビタミンCがレモンの約10倍も含まれています。しかも通常ビタミンCは加熱すると壊れますが、ローズヒップのビタミンCは壊れにくいのです。この他の有効成分にはビタミンE、ビタミンCを安定させるビタミンP(バイオフラボノイド)や抗酸化物質のリコピンなどがあるので、ローズヒップは疲労回復風邪などに大変効果を発揮します。


スポンサードリンク


ローズヒップのビタミンC効果


ビタミンC(アスコルビン酸)の最大の仕事はコラーゲンの生成ですが、熱に弱く分解しやすい性質を持っています。ビタミンCは重要な抗酸化物質の1つで免疫力を高める作用があり、風邪には特に効果を発揮します。

美容にも重要な働きをするビタミンCは、黒色色素のメラニンを予防して脱色もするといった美肌効果があります。この他ビタミンCは白内障や壊血病(かいけつびょう)、二日酔いを予防します。

もしビタミンCを3週間以上摂らないと、壊血病になつたり、筋肉のケイレン、関節の痛み食欲減退目まい下痢、局部的な出血などの症状があらわれ、最終的には死にいたります。このことから、いかにビタミンCが重要か、理解していただけると思います。

注意:壊血病(かいけつびょう)はコラーゲン不足によって、血管が切れやすくなり、全身から出血する病気です。この病気原因を調査している過程で、ビタミンCが発見されました。)

ローズヒップのビタミンE効果


ビタミンEは脂溶性ビタミンであり、このビタミンEの重要な働きは、細胞膜を活性酸素から守ることです。

抗酸化物質であるビタミンEは、血液中のLDL(悪玉)コレステロールを減らしHDL(善玉)コレステロールを増やす働きがあります。

ビタミンEは「抗不妊ビタミン」とも呼ばれ、不妊治療にも使われています。またビタミンEは女性ホルモンのエストロゲンの分泌を促進する作用もあり、更年期障害を改善してくれます。また貧血老化なども、防止してくれます。

ローズヒップのビタミンP効果


ビタミンCは非常に壊れやすく、なかなか力を発揮できません。そこで強い味方となるのがビタミンPです。

ビタミンPには、不安定なビタミンCを安定させる力があるのです。威力がアップしたビタミンCは強敵活性酸素をみごと撃退し、血圧は一定に保たれるなどビタミンCの多様なはたらきを補強します。

ビタミンPは、中性脂肪を分解させます。マウスにビタミンP入りの餌と、普通の餌を1ヶ月間与えた後、血液中の中性脂肪値を測定すると、ビタミンP入りの餌を食べたマウスは、普通の餌を食べたマウスに比べて、およそ30%も中性脂肪が少なくなっていたとのデータがあります。

中性脂肪が増加すると、善玉コレステロールを減らし悪玉コレステロールを増加させ、動脈硬化を起こして、脳血栓心筋梗塞の原因となる場合もあります。

ビタミンPには、血圧上昇を抑制する効果があります。血圧が上がる原因のひとつとして、血管の収縮をコントロールする酸化窒素が活性酸素と結合して働けなくなり、血管が収縮したままになってしまうことがあります。

これを防止する働きがビタミンCにありますが、ビタミンPにも活性酸素を除去するなどの働きがあり、ビタミンCの働きを助けます。

ビタミンPは、毛細血管を強化させます。毛細血管は、組織と栄養や酸素のやりとりをしていますので、適度に透過性が保たれている必要があります。

ビタミンPはこの透過性が良くなり過ぎるのを抑えます。ですから、ビタミンPが不足すると出血しやすくなったりします。また、細菌が侵入しやすくなってしまいます。

改善が期待できる症状


疲労 風邪

ローズヒップの有効成分


ビタミンC ビタミンE ビタミンP リコピン


スポンサードリンク


ローズヒップの飲み方


ローズヒップにはこれといった摂取量に上限はありませんが、摂り過ぎには注意してください。


スポンサードリンク


↑ ページトップ