サプリメント事典

-コレウス・フォルスコリ-

コレウス・フォルスコリ

コレウス・フォルスコリの効果効能


コレウス・フォルスコリは、インド原産のシソ科の植物で、古代ヒンドゥー医学で用いられていました。コレウス・フォルスコリの有効成分フォルスコリンは、脂肪の分解を促進する効果が認められ、ダイエットハーブとして注目されています。

その他フォルスコリは心臓の収縮や血管、気管の筋肉の拡張に効果があるので高血圧ぜんそくの治療薬にも用いられています。



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コレウス・フォルスコリの脂肪分解効果

細胞内の脂肪が分解される仕組みは、最初に脂肪分解ホルモンが、脂肪細胞内のアデニル酸シクラーゼ(酵素)に働きかけて、cAMP(アデノシン一リン酸)の生産を増加させます。

cAMPが増えると脂肪分解酵素リパーゼが活発に働き、脂肪が分解されていくのです。このように最初にアデニル酸シクラーゼが働かないと、脂肪は分解されません。

日本人の39%は、このアデニル酸シクラーゼが働きずらい体質のため、世界で3番目に肥満になりやすい民族なのです。

コレウス・フォルスコリの有効成分フォルスコリは、この脂肪分解を促すアデニル酸シクラーゼの働きを活性化させますので、ダイエット効果が期待せれています。


コレウス・フォルスコリのダイエット効果に対する臨床試験

インドの「サビンサ」社の登録商標である「フォースリーン」(コレウス・フォルスコリ抽出物)を用いた、臨床試験が行われています。

まず、女性の肥満者4人を対象に、「フォースリーン」500ミリグラム(フォルスコリン50ミリグラム相当)を12週間投与した臨床試験では、体脂肪率と体重の減少傾向が認められました。

次に、女性の肥満者6人を対象に、「フォースリーン」を8週間、食事の30分前に投与した臨床試験でも、体脂肪率と体重の減少傾向が認められました。このとき、血圧は低下傾向にあったといいます。

コレウス・フォルスコリの心臓への効果

研究により、コレウス・フォルスコリには心筋の血管拡張および弛緩効果があり、高血圧を低下させることが明らかになっています。

そのため、高血圧には効果がありますが、低血圧には効果はありません。また、心臓循環の促進や、心筋梗塞の原因となる血栓の形成抑制にも効果があります。

改善が期待できる症状

肥満 心臓病 高血圧

コレウス・フォルスコリの有効成分

フォルスコリン

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コレウス・フォルスコリの飲み方


1日のだいたの目安は、10%濃度のフォルスコリエキスを500-1000ミリグラムほどです。

強心剤、抗血小板薬を服用している方は、使用は避けてください。


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