サプリメント事典

-カルニチン(L-カルニチン)-

カルニチン(L-カルニチン)

カルニチン(L-カルニチン)の効果効能

カルニチン(L-カルニチン)はリジンとメチオニンの両アミノ酸から作られたアミノ酸の一種で、脂肪燃焼に欠かせない栄養素です。カルニチンは脂肪から作ったエネルギーを、全身の筋肉に供給する大事な役割を持っています。そのためカルニチンには、ダイエットを促進させる効果があります。カルニチンはその他に血液中のコレステロール値や中性脂肪値を低下させ、心臓のリズムを整える働きもあり、心臓病にも効果があります。



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カルニチンの脂肪燃焼の働き

カルニチンは肝臓や腎臓で作られ、筋肉を動かす骨格筋や、心臓の筋肉に存在します。普通のアミノ酸はタンパク質の構成要素になつたり、脳内の伝達物質になりますが、カルニチンはこれとは違い、細胞内のミトコンドリアに脂肪酸を運び込んで、体のエネルギー源になるアデノシン三リン酸(ATP)を作ります。このようにカルニチンは脂肪燃焼に、欠かせないアミノ酸なのです。

カルニチンのダイエット効果の治験

カルニチンの脂肪燃焼の働きがあるため、ダイエットに有効であると考えられました。このためカルニチンのダイエット効果に対する治験が、オーストラリアで行われました。対象者は中年のやや過体重の女性で、8週間行われました。

結果として、カルニチンを摂取してない人と比べて、体重や脂肪量脂肪代謝に変化がみられず、カルニチンにはダイエット効果が無いと判定されました。

しかしもう1つの治験では、ダイエット効果があると判定されました。その治験の方法は治験対象者を2つのグループに分けて、1のグループにはカルニチンを摂取してもらい、もう片方のクループは摂取しないで、比較する方法ですが、両方のグループともにカロリー制限と軽い運動を断続して行ってもらいました。

その結果カルニチンを摂取してもらったグループの方が、ダイエット効果が大きかったのです。

2つの治験結果から判ることは、カルニチンはただ単に摂取してだけでは、ダイエットはできなくて、ダイエットの努力している場合に、ダイエット効果を促進させる働きがあるということです。

ですのでカルニチンでダイエットする場合は、カロリー制限や軽い運動するなどの一般的なダイエットと平行して、使用してください。


カルニチンの心臓病への効果

カルニチンは心臓病の予防と治療に、欠かせない重要な栄養素です。カルニチンが不足すると、最初に影響するのは心臓です。

心臓の危険因子は、コレステロールや中性脂肪ですが、カルニチンは中性脂肪を減らすうえに、善玉(HDL)コレステロールを増加させる働きがあるのです。

実際アメリカの医療現場では、中性脂肪値が高い人にカルニチンを摂取してもらい、効果をあげています。またカルニチンは血中脂肪を減らすだけでなく、心臓の心拍のリズムを整えてもくれます。

改善が期待できる症状

肥満 心臓病 脂質異常症 疲労

カルニチン(L-カルニチン)が含まれる食品

羊肉 牛肉 馬肉

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カルニチン(L-カルニチン)の飲み方

1日の摂取の上限は1000mgで食前30分前か、食間など空腹時に服用してください、その時は他のタンパク質は摂らないように注意してください。

共役リノール酸とコエンザイムQ10と一緒に摂取すると効果的です。


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