グァバ葉ポリフェノール
グァバ葉ポリフェノールの効果効能
グァバ葉ポリフェノールの効果効能
グァバはフトモモ科バンジロウ属の常緑樹で、熱帯地方や沖縄などで栽培されています。グァバは漢方薬では、蕃石榴葉(ばんせきりょうよう)という名前で用いられています。グァバ葉に含まれているグァバ葉ポリフェノール(ファイトケミカル)が食後の糖の腸管内での吸収を抑えて、血糖値の上昇を抑制しますので、糖尿病に対して効果的に働きます。
またグァバ葉ポリフェノールはインスリンの過剰分泌も防止するので、ブドウ糖を脂肪に合成するのを抑えてくれますので、肥満解消のためのダイエットにも有効に働きます。
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グァバ葉ポリフェノールの糖尿病への効果
食事で摂った糖分が、胃で消化され腸で吸収され、血管内に入り全身に送りこまれます。血液中の糖分の量が多くなり過ぎますと、ホルモンのインスリンが分泌されて、血糖値を下げてくれます。糖尿病Ⅱ型はインスリンが効かずに、血糖値が高くなってしまう病気です。
グァバ葉ポリフェノールは、糖分を分解する消化酵素(マルタ一ゼ、シュクラーゼ、αーアミラーゼなど)の働きを阻害する作用があります。このため糖分があまり消化されないので、腸からの糖分の吸収がゆるやかになります。
グァバ葉ポリフェノールは、このように血糖値の上昇を抑制してくれますので、糖尿病の人には、効果的に働いてくれます。
グァバ葉ポリフェノールの糖尿病に対する治験(臨床試験)
グァバ葉ポリフェノールの糖尿病に対する治験が、薬物治療を受けている糖尿病患者に対して行われました。方法は2ヶ月間食事の際にグァバ葉飲料(200mL)を飲用してもらい、HbA1c(ヘモグロビンA1c)を測定するやり方です。
その結果HbA1cの値が6.5%以上だった患者は、2ヶ月間の治験後、HbA1cの値が低下を示して、グァバ葉ポリフェノールが糖尿病に有効であることが立証されました。
(注意)HbA1c(ヘモグロビンA1c)は、糖尿病の状態を調べるための、判断基準値です。
赤血球ヘモグロビン(Hb)は、血液中のブドウ糖と結合するという性質を持っています。そのブドウ糖と結合した物の一部分が、HbA1cと呼ばれ、その量を測定することにより、糖尿病の状態を判断します。
HbA1cによる判断基準は、以下のようになります。
HbA1c(%) | 評価 |
100以上 | 非常に悪い |
8.0-9.9 | 悪い |
6.6-7.9 | やや高め |
5.8-6.5 | 良い |
5.8未満 | 健康 |
グァバ葉ポリフェノールのダイエット効果
インスリンは、血液中の余分になった糖分を脂肪に変えて、肝臓に蓄えたり筋肉の脂肪細胞に吸収させることによって、血糖値をさげます。つまりインスリンが分泌されると、体脂肪が増えるので、インスリンの大量分泌は肥満の原因になっているのです。特に血糖値が急上昇しますと、インスリンは過剰に分泌されます。
グァバ葉ポリフェノールを飲むことにより、血糖値の上昇が抑えられるので、インスリンの分泌が正常の量になります。このためインスリンによる体脂肪の蓄積が、抑制されますので、グァバ葉ポリフェノールの摂取はダイエットに効果的と言えるのです。
改善が期待できる症状
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グァバの飲み方
グァバ葉のお茶を1日200ml、食事の少し前か、食事中に飲んでください。グァバ茶の過剰飲用による、血糖値の下がりすぎはありません。また糖尿病薬あるいはインスリン注射とグァバ葉飲料を併用しても、副作用や悪化した例はありませんが、糖尿病の方は、お医者さんとよく相談してから使用してください。
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