サプリメント事典

-ビタミンK-

ビタミンK

ビタミンKの効果効能

ビタミンKは血液の凝固に働く、タンパク質の合成に必要なビタミンです。またビタミンKはカルシウムが骨に沈着するのに必要なビタミンでもあり、さらにビタミンKは骨からカルシウムが流出するのを抑える働きもありますので、骨粗しょう症の治療に役立ちます。


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ビタミンKの血液凝固作用

人が出血した時、血液は自然に固まります。これを「血液凝固」と呼びます。血液凝固には肝臓で作られる、タンパク質「プロトロンビン」が必要になります。このプロトロンビンが合成される時、ビタミンKが働くのです。

またプロトロンビンからは、血液凝固にかかわる酵素「トロンビン」が作られますが、この時はカルシウムが働きます。このため血液凝固には、ビタミンKとカルシウムが必要となります。

ビタミンKは抗生物質により不足

ビタミンKは、K1とK2と2種類あり、ビタミンK1は緑葉野菜や海藻、緑茶に含まれています。ビタミンK2は私たちの腸内細菌によって生産されます。私たちが使うビタミンKのうち約80%は、ビタミンK2ですので、ほとんどが腸内で作られています。

このため今までは、ビタミンKが不足することがありませんでした。しかし現在の医療現場では抗生物質が、多用されていて、この抗生物質が腸内細菌を殺してしまうのです。このため体内では、ビタミンKが生産されないので、食物からたくさん補給しないと、ビタミンK不足になってしまうのです。

ビタミンKは納豆や緑葉野菜、海藻類などに含まれていますが、特に納豆に多く含まれています。

ビタミンKのカルシウム沈着

ビタミンKはビタミンDと同じように、カルシウムが骨に沈着するのを促進しますが、血液中のカルシウム濃度調整では、ビタミンDと反対の働きをします。ビタミンDは血液中のカルシウムが不足すると、骨からカルシウムを溶かして血液中に供給しますが、ビタミンKは反対にカルシウムが溶け出すのを、抑える働きをするのです。

ビタミンKはこのように、骨からのカルシウムの流失を抑える働きがあるので、骨粗しょう症の予防に用いられています。

改善が期待できる症状

骨粗しょう症 血液凝固

ビタミンKが含まれる食品

緑葉野菜 ヒジキ ノリ チーズ ヨーグルト 納豆 

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ビタミンKの飲み方

1日60μg~75μgを目安に食後服用してください。脂溶性なので油分と一緒に摂ると効果的です。抗生物質やワルファリンを服用している方は使用は避けてください。


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