サプリメント事典

-バナバ-

バナバ

バナバの効果効能

バナバは熱帯アジアに広く自生するミソハギ科の樹木です。バナバはフィリピンで薬用植物に指定されています。バナバの有効成分のコロソール酸がインスリンと同じような働きをして、血糖値の上昇を抑えると考えられています。

バナバはフィリピン、インドネシア、タイ、インドなど熱帯、亜熱帯に広く分布しているミソハギ科の樹木です。和名はオオバナサルスベリです。バナバ茶は肉厚の葉を乾燥させたもので、フィリピンでは糖尿病肥満などのほか、利尿用に古くから民間伝承薬として愛用されてきました。

バナバはフィリピンで薬用植物に指定されています。インドネシア、タイ、インドでもダイエットや熱さましとして、また潰瘍、便秘などへ用いられています。

バナバの有効成分のコロソール酸(コロリン酸またはコンソール酸)がインスリンと同じような働きをして、血糖値の上昇を抑えると考えられています。

この他、バナバの有効成分にはマグネシウム亜鉛カリウムカルシウムなどがあります。



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バナバ「コロソール酸」の糖尿病に対する効果

食後、血液中の血糖値が上昇しますと、ホルモンのインスリンがブドウ糖輸送担体(グルコーストランスポーター)に指令をだして、血液中の糖を細胞に取り込ませて、血糖値を下げます。

糖尿病の人の場合は、このインスリンがうまく働かなかったり、少なかったりして血糖値が下がらないのです。

バナバのコロソール酸(コロリン酸またはコンソール酸)には、このインスリンと同じようにブドウ糖輸送担体の働きを活性化する働きがあります。このためバナバには、糖尿病患者の血糖値を低下させる効果がるとされています。

これは1993年に山崎和男(広島大学医学部)さんによって、体の細胞にブドウ糖が取り込まれるのを調整するブドウ糖輸送体(グルコース・トランスポーター)というタンパク質の活性を増強する働きが、コロソール酸にあることが解明されています。

血糖値の低い人や正常の人がバナバ茶を飲んでも、血糖値には影響はしません。体質改善になり体全体のバランスがよくなる効果があります。


バナバに含まれるマグネシウムの効果

マグネシウムは人体の全ての細胞にあって、300種類以上もの酵素の働きを助け、糖や脂肪の新陳代謝で重要な役割を果たしている必須ミネラルです、マグネシウムが不足すると脳にも身体にも力が入らず慢性疲労うつになります。

特に中高年の人は加齢によりマグネシウムの腸からの吸収率が下がる一方、腎臓からマグネシウムを排泄しやすくなりますので、マグネシウム不足に陥りやすいので注意が必要です。

マグネシウムは膵臓からのインスリンの放出にも機能にも不可欠ですので、不足すると糖尿病を発症しやすく、逆に糖尿病の人にマグネシウムを投与すると糖尿病が改善されます。マグネシウムはカルシウム、リンとともに骨の成分にもなります。

バナバに含まれる亜鉛の効果

亜鉛は人体の60兆個の細胞全てに存在して、全酵素2200種類の内、100種類以上の酵素のサポートをしている重要なミネラルです。亜鉛の主な役割は、男性の精力を増し、精子の生産を行い、タンパク質の合成、遺伝子の複製、細胞の増殖、傷の修復、免疫力の強化、味覚の保持などです。

亜鉛とマグネシウムはインスリンの主成分です。糖尿病の人にとっては大変重要な成分といえます。


バナバに含まれるカリウムの効果

カリウムはナトリウムとともに、細胞の内外の水分の浸透圧や酸とアルカリのペーハー(水素イオン濃度)のバランスを一定に保ち、「膜電位」という電気信号を作ってくれます。「膜電位」によってできる電気信号は、人の体の機能にとって大切な働きをします。

カリウムは塩分の摂り過ぎによる、高血圧を改善してくれます。カリウムを摂取することにより、心臓マヒのリスクを軽減してくれます。またカリウムは欠乏すると「低カリウム血症」になり、過剰に摂取すると「高カリウム血症」になるなど、摂取量に注意を払わなければならない、ミネラルです。


バナバに含まれるカルシウムの効果

カルシウムは体の中で1番多いミネラルで、99%以上が骨に存在して残りは血液中に存在します。血液中のカルシウムは酵素の活性や血液凝固、心臓の鼓動の調整、筋肉の収縮など体の機能に重要な役割を果たしています。またカルシウムには動脈硬化を防ぎ、ストレスの症状を和らげる作用もあります。


改善が期待できる症状

糖尿病 胸焼け、胃もたれ 肥満 便秘

バナバの有効成分

コロソール酸 マグネシウム 亜鉛 カリウムカルシウム

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バナバの飲み方

葉を乾燥させたティーバッグのお茶を1日にコップ3杯、また粉末なら1日に100mgを目安に服用してください。糖尿病の薬を服用している人は、お医者さんに相談してください。


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