サプリメント事典

-アロエ-

 アロエ

アロエの効果効能

アロエは昔から民間治療薬として肌の傷や火傷、虫刺されなどに用いられてきました。アロエの有効成分のアロインなどにより、胃の炎症を抑えたり胃腸の機能を向上さたり、便秘を解消するなどの効果を発揮させます。その他のアロエの優れた点は、肌の火傷や傷の止血、抗炎症作用などがあることです。


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アロエの種類

アロエはアフリカが原産地で、ユリ科に属します。アロエの種類は世界に300種類以上ありますが、多く見られるのは、キダチアロエ、アロエベラ、ケープアロエの3種類です。日本で主に栽培されているのは、キダチアロエで、「医者いらず」と呼ばれているのは、この品種です。「アロエ入りヨーグルト」などに使われているアロエは、苦味の薄いアロエベラです。ケープアロエの葉の汁は、下剤として利用されています。

アロエの胃腸や便秘への効果効能

アロエの有効成分は、アロインやエモジン、サリチル酸、グルコマンナン、アセマンナンなどです。アロエの苦味はアロインとエモジンによるもので、この2つの成分が胃壁を刺激して、胃液の分泌を盛んにします。これらの成分により、アロエには食欲がない、胃が重い、胃がもたれる、むかつくなどの、症状を改善する効果があるのです。

アロエの成分アロインは腸に届くと、腸内細菌により「活性アロイン」に変わります。この活性アロインが腸を刺激して、ぜんどう運動を促進させ、緩やかな下剤として働きます。このようにアロエは便秘に対し、有効に働きますが、塩素イオンやカリウムイオンも排泄してしまうので、アロエを長期間使用すると、カリウム不足になる可能性がありますので、注意してください。

アロエの止血、抗炎症作用

アロエの有効成分アロエウルシンには、止血や抗炎症作用そして、アロエチンには抗菌作用があります。これらの作用により、火傷や傷には、アロエのゼリー状の部分を貼り付けるだけも、その効果を発揮します。

アロエの抗がん作用や免疫力向上の作用?

最近の研究では培養したがん細胞に、アロエのエモジンを加えると、がん細胞が死滅して、アロエに抗がん作用が期待できるとの報告があります。

またアロエの有効成分をネズミの白血球に加えると、免疫力を強化するサイトカイホルモンを作ることが判り、アロエによる免疫力の強化が期待できるとの、報告もあります。

しかしこれらは、試験管や動物実験の結果で、人による治験での立証はまだありません。アロエの、がんや免疫力強化の宣伝には、注意してください。

アロエで改善が期待できる症状

胃の痛み 美肌 抗炎症と止血

アロエの有効成分

アロイン アロエウルシン アロミチン アロエチン アロエボラン エモジン ムチン質 グルコマンナン アセマンナン 葉緑素 ビタミン類


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アロエの飲み方

おろし汁の場合1日30ccを目安してください。

体を冷やす作用や下剤作用があるので、冷え性の人や体が衰弱している穂と、月経中および妊娠中の人は注意してください。また2週間以上続けて飲むとアレルギー反応やけいれんなどが起きる場合があるので注意が必要です。


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