5-HTP(5-ヒドロキシトリプトファン)と気分の健康
5-HTPとは
5-HTP(5-ヒドロキシトリプトファン)は、必須アミノ酸トリプトファンから作られる物質で、 脳内でセロトニンに変換される前段階の分子です。
そのため、「セロトニンの材料」として、気分や睡眠との関係が研究されています。
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うつ病との関係について
5-HTPを用いた研究では、
- 軽度?中等度のうつ症状で、プラセボより症状が改善したとする小規模試験
- 従来の抗うつ薬と組み合わせた場合の補助的な効果の検討
などが報告されていますが、
- 研究の規模が小さいものが多い
- 長期的な安全性についての情報が限られている
といった課題があり、標準的なうつ病治療として確立しているとは言えません。
主な副作用・注意点
- 吐き気、下痢、腹痛などの消化器症状
- 眠気、頭痛
- 不安感や落ち着きのなさ
- 抗うつ薬(SSRI、SNRI、MAO阻害薬など)やトリプトファンとの併用で、 セロトニン症候群のリスクが高まる可能性
セロトニン症候群では、
- 発汗、発熱
- 震え、筋肉のこわばり
- 動悸、不安、興奮
- 錯乱、意識障害
などの症状が現れることがあり、重症の場合は命に関わることもあります。
とり入れるときのポイント
- すでに抗うつ薬・抗不安薬を服用している場合は、自己判断で使用しない
- うつ病や不眠の「主治療」として頼らない
5-HTPはあくまで研究中の素材であり、標準治療の代わりにはなりません。 - 気分や体調におかしな変化を感じた場合は、すぐに中止し医療機関へ
この記事の位置づけ
このページは、5-HTPと気分・うつ病との関係についての研究を整理したものであり、
特定のサプリを用いた自己治療をすすめるものではありません。
気分の落ち込みが続く場合や、「死にたい」「消えてしまいたい」といった考えが浮かぶ場合は、
早めに医師・専門機関に相談してください。
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