フコイダンと肝臓の健康
フコイダンとは
フコイダンは、コンブ・ワカメ・モズクなどの褐藻類に含まれる水溶性多糖(食物繊維)の一種です。 免疫調整作用、抗炎症作用、抗腫瘍作用などが研究されており、サプリメントとしても利用されています。
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肝臓との関係
- CCl4 などで誘導した肝線維化モデルマウスで、フコイダンが線維化の進行を抑えた報告
- アルコール性肝障害モデルで、炎症や脂質異常を軽減した動物実験
- メタボリック関連脂肪性肝疾患(MAFLD/MetALD)モデルで、炎症や免疫細胞の浸潤を抑制した研究
例えば、フコイダンが肝線維化モデルやアルコール性肝障害モデルで、 線維化や炎症を軽減したとする論文が複数報告されています。
ただし、これらの多くは動物実験や細胞実験であり、 人間の慢性肝炎・肝硬変・脂肪肝などに対する明確な有効性は、まだしっかり証明されているとは言えません。
摂取量の目安
市販のフコイダンサプリでは、1日あたり数百mg?数g程度を目安とした製品が多くなっていますが、 どの量が最も安全・有効かについては研究途中です。
主な副作用・注意点
- 食物繊維としての作用により、下痢・お腹の張りなどの消化器症状
- 血液をサラサラにする方向に働く可能性があり、抗血小板薬・抗凝固薬との併用には注意が必要
- ヨウ素の摂取量が増える製品では、甲状腺機能への影響にも注意
とり入れるときのポイント
- まずは海藻類を食事に取り入れる
コンブ、ワカメ、モズクなどの海藻を、味噌汁やサラダ、酢の物としてとることで、 フコイダンだけでなく、食物繊維やミネラルもバランスよくとれます。 - サプリは肝臓病の「治療薬」ではない
B型・C型肝炎、自己免疫性肝炎、肝硬変などの病気は、まず専門医の治療が優先です。 - 出血傾向のある人や抗血栓薬使用中の人は、必ず医師に相談
この記事の位置づけ
このページは、フコイダンの肝臓への影響と注意点を整理したものであり、
特定のサプリや治療法をすすめるものではありません。
肝機能障害や慢性肝炎・肝硬変などがある方は、フコイダンの利用について必ず主治医に相談してください。
参考文献・参考サイト
- フコイダンの肝線維化モデル・アルコール性肝障害モデルにおける効果を検討した動物実験
- フコイダンの免疫・炎症・線維化への作用をまとめた総説論文
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