サプリメント事典

-グリシン-

グリシン

グリシンは、体内で合成できる「非必須アミノ酸」(ひっすではない=体の中でも作れるアミノ酸)で、タンパク質を作る材料のひとつです。 特にコラーゲンに多く含まれ、体の“土台”や調整のしくみに広く関わる、基本的な素材だと考えるとイメージしやすいです。 なお、以下は一般的な健康情報であり、病気の診断・治療・薬の調整は必ず医師に相談してください。


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グリシンの主な働き

  • タンパク質・コラーゲンの材料:皮膚・骨・血管などの土台を支える成分の一部になる
  • 神経の調整に関わる:グリシンは「抑制性の神経伝達物質」 (よく言うと“興奮を落ち着かせる方向”に働く伝達物質)としても知られています
  • 肝臓の働き(解毒の流れ)に関わる:胆汁酸(たんじゅうさん:脂肪の消化を助ける成分)の材料として使われるなど、 体内の処理の流れに参加します

サプリとしてのグリシンと期待されるポイント

市販のグリシンサプリは、主に「睡眠の質」「疲労感」「ストレス」「美容」などのサポートをねらって利用されることがあります。 研究の中には、就寝前にグリシンを摂ることで、眠りの質や翌日の眠気・だるさに良い影響がみられたと報告された例もあります。 ただし、体感には個人差が大きく、合う人・あまり変化を感じない人がいます。

  • 睡眠の質サポート:寝つき、深い睡眠感、朝の目覚めを整える目的で使われることがある
  • 一時的な疲労感のサポート:寝不足が続くときの“コンディション調整”として試す人がいる
  • 美容サポートの一成分:コラーゲン系の製品などに、アミノ酸の一つとして配合されることがある

摂取量の目安と飲み方の一例

市販品では、1日あたり1~3g前後を目安にしている製品が見られます(製品表示に従ってください)。 睡眠サポート目的では、就寝30分~1時間前に摂る設計の製品が多い印象です。 ただし、これは一例であり、必ずしもすべての人に最適とは限りません。

  • はじめての人は、少なめ(例:1g程度)から試して、体調を見ながら調整する
  • 胃腸が弱い人は、空腹時を避ける、分けて摂るなどで負担を減らす
  • 睡眠薬・抗不安薬・抗うつ薬など、神経に作用する薬を服用中の人は、 自己判断で併用せず医師・薬剤師に相談する

安全性と注意点

一般的には、通常量のグリシンサプリで重大な副作用報告は多くないとされますが、体質や状況によって注意が必要です。

  • 大量摂取は避ける:胃腸の不快感(むかつき、ゆるい便など)につながることがあります
  • 腎臓病・肝臓病などの持病がある人は、アミノ酸サプリ全般を自己判断で始めず主治医に相談する
  • 妊娠中・授乳中・子どもへの使用は、安全性の情報が十分とは言えない部分もあるため、医師の指示がない限り控える
  • 眠気・ふらつきが強く出ないか注意する(特に薬の併用や、運転・高所作業の前は慎重に)

「サプリを飲めば必ず眠れるようになる」「不調が治る」といった過度な期待は持たず、 睡眠環境づくりや生活習慣の見直しと組み合わせて考えることが大切です。 不眠や強い不安・気分の落ち込みが続く場合は、早めに医療機関(睡眠外来・心療内科など)へ相談してください。

グリシンサプリの選び方の目安

  • 1日あたりのグリシン量が明記されている製品を選ぶ
  • 原材料・添加物表示を確認し、不要に成分が多すぎないものを選ぶ
  • 「不眠が治る」「うつが治る」など、医薬品のような表現をうたう宣伝には注意する

サプリはあくまで「睡眠環境づくりや生活習慣の見直しを補うアイテム」です。 原因がはっきりしない不調が続くときは、サプリより先に医療機関での相談が安心です。

まとめ

グリシンは体内にもともと存在するアミノ酸で、睡眠の質や一時的な疲労感のサポート目的で使われることがあります。 一方で、感じ方には個人差があるため、生活習慣(就寝前のスマホ・カフェイン・夜更かしの見直し、日中の光、運動、睡眠時間の確保など)を土台にして、 必要に応じて上手に活用する、という位置づけが現実的です。


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