紅麹(べにこうじ)と血管の健康
紅麹とは
紅麹(べにこうじ)は、米などの穀物を紅麹菌で発酵させたもので、 中華料理や一部の日本の食品に使われてきました。
健康食品としての紅麹には、 モナコリンKという成分が含まれていることがあり、 これはコレステロールを下げる薬「スタチン(ロバスタチン)」と同じ構造です。
スポンサードリンク
血管・心臓・脳との関係
- LDLコレステロール(悪玉)を下げる作用があり、軽度の脂質異常の改善に用いられた試験もある
- 一部の研究では、心血管イベントを減らした可能性を示すものもある
その一方で、
- スタチン薬と同じように、筋肉障害(ミオパチー・横紋筋融解)や肝機能障害などの副作用が起こりうる
- 欧州の評価機関では、1日3mg程度のモナコリンKでも重い副作用の報告があり、安全性への懸念が示されている
- 製品によってモナコリンKの含有量や不純物(カビ毒など)の有無が大きく異なる
主な副作用・注意点
- 筋肉痛、脱力感、こむら返り、筋肉のこわばり
- 肝機能障害(だるさ、食欲低下、黄疸など)
- 腎機能障害(むくみ、尿量の変化など)
- スタチン薬と同様の薬物相互作用(特定の抗生物質や抗真菌薬などとの併用)
また、成分表示にモナコリンKの量が書かれていない製品も多く、 どのくらい入っているか分からないまま飲んでしまうリスクがあります。
とり入れるときのポイント
- 自己判断で「薬の代わり」にしない
コレステロールが高い場合は、まず医師に相談し、必要なら医薬品としてのスタチン治療などを検討します。 - スタチン薬が合わなかった人も要注意
モナコリンKはスタチンと同じ作用を持つため、スタチンで副作用が出た人が紅麹を飲むと、同様の問題が再び起こる可能性があります。 - 肝臓や腎臓に持病がある人、複数の薬を飲んでいる人は特に慎重に
この記事の位置づけ
このページは、紅麹(紅麹由来モナコリン類)のコレステロール・血管への影響と安全性の注意点を整理したものであり、 特定のサプリや治療法をすすめるものではありません。 紅麹を含む健康食品を利用する場合は、必ず医師・薬剤師に相談してください。
スポンサードリンク