フコイダン
フコイダンの効果効能
フコイダンはコンブヤやワカメなどの、水溶性植物繊維の1種です。フコイダンにはコレステロールや中性脂肪を減少させ、抗菌、抗酸化作用、肝機能を強化させるなどの働きがあります。またフコイダンにはがん細胞のアポトーシス(自殺)を促し、がん細胞の増殖を抑える働きがあると言われています。この他注目される効果としては、フコイダンは抜け毛タンパク質「NT-4遺伝子」の働きを抑える働きがあります。
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フコイダンのがん抑制効果
フコイダンはモズク、昆布、ワカメ、ヒジキ、メカブなど海藻によくみられる“ぬめり"の主要成分一つである水溶性植物繊維の総称です。多くの海藻類に含まれていますが、含有量には差があり沖縄産のモズクに多く含まれるといわれています。
最近注目されているのは杭がん効果です。急性リンパ性白血病(きゅうせいりんぱせいはくけつびょう)と正常なリンパ球にフコイダンを投与したところ、がん細胞は濃度に相関して死滅することが確認されました。
また、骨髄性白血病細胞、急性リンパ性白血病細胞、胃がん細胞などのフコイダンを添加すると、がんの生存細胞が減少することも分かってきました。
さらに詳しい研究でフコイダンが、がん細胞に特異的に反応してがん細胞を消失させることも明らかになったのです。これはアポトーシスと呼ばれる作用で、細胞の自爆死という意味です。つまり役割を終えた細胞が遺伝子の指令で自ら崩壊するメカニズムです。
通常の抗がん剤はがん細胞を消滅させるとともに、周りの正常細胞を傷つけるため副作用が強く現れますが、アポトーシス作用があれば正常細胞は傷をつけずにがん細胞のみを自己消減させるためメリットも大きいとされています。
このほか、免疫活性作用、拡血液凝固作用、抗潰瘍活性作用など、特に抗潰瘍活性作用では細菌のヘリコバクターピロリ菌が特定の糖鎖に結合して消化性潰瘍をおこすのを防ぐことが報告されています。
フコイダンと抜け毛タンパク質「NT-4遺伝子」
男性の「抜け毛」を加速させるたんぱく質を、ライオン生物科学研究所のチームが見つけました。男性ホルモンの作用でこのたんぱく質が過剰に働き、毛根にある毛母細胞を不必要に自己攻撃させるとみられています。
同研究所の栗田啓・副主任研究員らは、毛髪が適当な時期に抜けるようコントロールしているとみられる、たんぱく質「NT-4」に着目しました。人の毛母細胞にNT-4を加えると、毛母細胞の減少が加えない場合の8倍に上りました。
さらに、毛母細胞を作る「毛乳頭」では、男性ホルモンがNT-4遺伝子を作動させ、NT-4が過剰に生産されていることが確かめられました。
これらの結果から、NT-4は男性ホルモンによって働き、毛母細胞を不必要に細胞死させることで脱毛を加速している、と結論付けられました。
研究チームは、NT-4の働きを抑える物質を、生薬や植物、海藻など約300種類の候補から探し出し、フコイダンを多く含む、沖縄産のモズクの抽出成分が有効であることも見つけました。マウス実験で、この成分を体に塗ることで有効性が確認されたといいます。
改善が期待できる症状
動脈硬化 がん 肝機能障害 胃痛 便秘 脱毛、薄毛スポンサードリンク
フコイダンが含まれる食品
モクズ ワカメ コンブ ヒジキフコイダンの飲み方
1日の目安は1000mgです、ただしヨードが多く含まれているので、甲状腺疾患の方は注意してください。スポンサードリンク